オンユ、キー、ミンホが除隊してから初のアルバム『Don't Call Me』をリリースし、今年2月にカムバックを果たしたSHINeeが、4月4日、約3年ぶりに単独コンサート「Beyond LIVE - SHINee : SHINee WORLD」を開催した。


左からオンユ、ミンホ、テミン、キー。


ハッシュタグが各国でリアルタイムトレンド1位獲得!

オンラインで配信された今回のコンサートは、韓国、日本をはじめ、アメリカ、イタリア、デンマーク、ギリシャ、アラブ首長国連邦、中国、イギリス、ドイツ、インド、サウジアラビア、スウェーデン、コスタリカ、エクアドル、ポーランド、ハンガリーなど、全世界120カ国・約13万がリアルタイムで視聴。Twitterでは#SHINee、#SHINee_BeyondLIVEなどのハッシュタグが各国でリアルタイムトレンド1位を獲得するなど、注目度の高さを見せつけた。

数々のヒット曲から新曲『Atlantis』まで、圧巻のパフォーマンスの連続!

メンバーのシルエットが浮き彫りになり、ステージに置かれた椅子に腰掛けたテミンが映し出されると、コンサートは「Good Evening」からスタート。リフレインされるサビの「テリロガ(迎えに行く)」は、まるでSHINeeのメンバーたちが長年自分たちを待ち続けてくれたSHINee World(SHINeeのファンの名称)を迎えにいくかのように響く。

続く「Dream Girl」は生バンドを従え、まさにライブなアレンジに。さらに新曲「I Really Want You」「Heart Attack」「Married To The Music」まで一気に駆け抜ける。久しぶりのコンサート、そして激しいダンスと生歌唱にも関わらず、安定したパフォーマンスと心を震わせる歌声は健在。むしろより洗練され、磨かれて帰ってきた彼らの頼もしさが感じられる。



ミンホが「みなさんに喜んでいただけるような曲、新曲も含めてたくさん用意しました」と語ったように、今回のコンサートでは2月にリリースしたニューアルバム『Don’t Call Me』から7曲を披露。タイトル曲の「Don’t Call Me」では実際のステージでのパフォーマンスと事前収録した映像をシームレスにつなげ、韓国の音楽番組で6冠を達成した際に着用していたMV衣装に早変わりする仕掛けも。

4月12日に発売となるリパッケージ・アルバムからは「Atlantis」を世界初公開。「SHINeeだけの清涼感が感じられる曲」という楽曲をファンにいち早くプレゼントした。テミンが歌詞のポイントを「愛する人を通して初めて向き合う感情を未知の世界である“アトランティス”に例えました」と解説すると、キーからは「もともとはこの『Atlantis』がタイトル曲候補でしたが、その後『Don’t Call Me』がタイトル曲に決まり、リパッケージ・アルバムを作ることになって、『Atlantis』はそちらに入ることになりました」とエピソードを明かしてくれた。



既存曲では2曲目に披露したバンド編成の「Dream Girl」だけでなく、バラードにアレンジした「Hello」ではSHINeeが誇るボーカル力を際立たせ、華やかでパワフルなダンスとキャッチーなメロディがSHINeeらしさを印象づけた「Sherlock」から「Everybody」の流れでは3年のブランクを感じさせない切れのいパフォーマンスを見せつけた。

時折、気合いを入れる声や「Let’s go!」といった掛け声があがったり、「みんながペンライトを振っているのを僕たちも見ているので、最後まで一生懸命応援してください」(キー)という言葉が、リアルタイムならではの臨場感を盛り上げる。

SHINeeらしく、笑いの止まらないトークでも大盛り上がり!

今回のコンサートではミントカラーを取り入れたマタドールのような衣装など、細部にもこわだったよう。この衣装は「闘牛士の方が着ている服にインスピレーションを受けました。色も『Everybody』活動の時にやろうと考えはしたけど実際にはやらなかった色の組み合わせで、完全に制服ではないけどユニフォームっぽく見えるように」(キー)だそう。

さらに、「SHINeeコンサートといえば欠かせないのはサブタイトルですよね」(テミン)ということで、各メンバーから「コン」というアイディアを発表することに。テミンは「みなさんを涼しくする“エアコン”」、ミンホは「みなさんに会えてとても幸せなので」と前置きして、韓国で無条件を意味する“ムジョコン” (かつて韓国で大流行した懐メロ)を歌いながら発表すると、ステージ後ろのモニターに映ったファンも大盛り上がり。3年かけて考えたというミンホのアイディアが勝利し、今回のサブタイトルは“ムジョコン”に決定した。

MCでは「Don’t Call Me」の活動で話題を振りまいた“エンディング妖精”(曲が終わった後にしばらく表情がクローズアップされるメンバー)にまつわる話も。テミンが「キーさんのおかげで、今まではなかった欲が生まれました。今日もやろうと思ってたのに忘れてた!」と言うと、キーは「本当は今日、テミンは綿棒でアイメイクを修正するフリ、僕はあぶらとり紙で顔を拭くフリをするつもりが、曲の雰囲気と全然合わなくて(やめた)」と暴露。

今回の活動でキーの“エンディング妖精”が流行したおかげで、こぞっていろいろなアーティストも真似してやるようになり、「Super Juniorのキュヒョンさん、ヒチョルさんもやっていて、面白かった!」(テミン)、「僕が(流行に)火をつけたいみたいで申し訳ないし、毎回新しいことをやらなきゃいけないと思うと正直プレッシャーもあります」(キー)と、“エンディング妖精”の裏話を語った。

本編後のアンコールタイムでは本編以上にトークが止まらないメンバーたち。過去の思い出話で盛り上がったり、ファンからの質問に答える一方で、オンユがリパッケージ・アルバムの後はしばらくSHINeeとして活動することが難しくなるけど待っていてほしいと話しながら涙をこらえる一幕も。この後のリパッケージ・アルバム『Atlantis』の活動を終えたら、SHINeeとしての彼らを見るのはもう少し先になるかもしれない。それでもSHINeeなら必ず乗り越えられるということを、このコンサートが証明してくれた。

そして来る5月2日(日)15時〜、テミンがオンラインのソロコンサート「Beyond LIVE-TAEMIN:N.G.D.A(Never Gonna Dance Again)」を開催予定! こちらへの期待も膨らまずにはいられない。

SHINee
2008年5月に韓国でデビューし、音楽賞の最優秀新人賞を多数受賞。
2011年6月22日に1stシングル「Replay−君は僕のeverything−」で日本デビューを果たし(オリコンウィークリーチャート最高位2位)、その後、2ndシングル「JULIETTE」(最高位3位・2011年8月発売)、3rdシングル「LUCIFER」(最高位2位・2011年10月 発売)を立て続けにオリコンTOP3にチャートインさせ、海外アーティスト(ソロも含む)による「デビューから3作連続TOP3入り」という、シングルランキング発表開始以来初となる快挙を成し遂げた。唯一無二の存在感と圧倒的なパフォーマンスで瞬く間に 人気を獲得。高い歌唱力と見る者を圧倒させるダンスパフォーマンス、ファッションセンスが話題を呼び、アジアのみならずヨーロッパや世界中に活躍の場を広げている。

Information

「Don’t Call Me」MV



「Atrantis」MV



「Beyond LIVE – SHINee : SHINee WORLD」セットリスト

01INTRO + Good Evening
02Dream Girl
03I Really Want You (*)
04Heart Attack (*)
05Married To The Music
06Hello
07Attention (*)
08View
09CØDE (*)
10Prism
11Sherlock
12Everybody
13Don’t Call Me (*)
14Atlantis (*)
15Love Like Oxygen
16Kiss Kiss(*)
17JULIETTE
18Selene 6.23
19An Encore

(*)表記は新曲

取材、文・尹秀姫