全国各地にある人気店のとっておきチョコレートを、旅好き、甘いもの好きの3人がセレクト。あれこれお取り寄せして、おうちにいながら“にっぽん全国スイーツの旅”へ。ここでは、地元で長年愛されているお店のチョコレートに注目!

レトロな佇まいも魅力的! 長く愛される名店の大定番。

地元の人たちに長年愛され続けるお店で出合える変わらぬ味わいと佇まいに心なごむロングセラーをご紹介。

もなかをチョコレートで包んだ冬から春限定の和洋折衷の味わい。

【岡山】金福菓子舗(きんぷくかしほ)
ピーチョコもなか 10個入り¥1,800

明治末期から大正初期に創業した老舗和菓子店が考案した、12〜4月までの季節限定のチョコレート菓子。ピーナッツチョコをブレンドしたミルクチョコやホワイトチョコが包み込んでいるのは、素朴な味わいのあんこが入ったもなか。「甘いのですが、やみつき感があります。レトロなパッケージにもときめきます」(菓子・料理研究家・山本ゆりこさん)。このほか、抹茶やいちご味もラインナップ。岡山県岡山市北区奉還町4‐12‐19 TEL:086・252・3531 8:30〜18:30 日曜休 通販は電話のみ。

銀紙の包みも、花柄の箱も、なにもかもがロマンティック。

【和歌山】鈴屋
デラックスケーキ 6個入り¥1,458

白いんげん豆のジャムを特殊配合のカステラでサンドして、ホワイトチョコレートでコーティング。「デラックスケーキ」というスペシャル感のある名前は、50年前の発売当時は珍しかったホワイトチョコを使っていることから。「ホワイトチョコレートの深みと存在感を存分に味わえる、どっしりと食べ応えのあるお菓子。私はよく日本茶に合わせています」(文筆家・甲斐みのりさん)。和歌山県田辺市湊15‐11 TEL:0739・22・0436 8:00〜18:00 無休 

2種類のチョコが口の中で溶け合うころんと愛らしいひんやりスイーツ。

【兵庫】エルベラン
生チョコふたつ 10個入り¥1,620

ヴァローナ社のチョコレートやノンホモ生クリーム、カルピス低水分バター、ミツバチの花粉…。厳選素材を使ったホワイトチョコとミルクチョコがドッキング。「冷たい状態で口の中に入れて、ゆっくりと溶かしながら味わうのが好き。後味さっぱりなのも魅力」(フォトグラファー・大段まちこさん)。兵庫県西宮市相生町7‐12 TEL:0120・440・380 10:00〜12:00、13:00〜18:00(月曜〜16:00、ギフト商品のみ販売) 火曜休  通販はWEB SHOPのみ。

お祝いの品としても人気のチョコレートまんじゅう。

【石川】御朱印
御朱印 1箱(小8個、大1個セット)¥1,188

江戸時代に海外と貿易を行っていた御朱印船の旗印、九曜紋がモチーフ。コクのある黄身あんを、まんじゅう生地とチョコレートで包んでいる。「ぽってりとした形とまろやかな味わいにほっとします。箱を開けると、丸いおまんじゅうが9個、きれいに箱におさめられた様に感動します。箱のデザインもかっこよくて、美術好きな方へ贈ったら喜ばれました」(甲斐さん)。石川県小松市八日市町34 TEL:0761・21・8311 9:00〜18:00 水曜休 

グルメ都市・福岡を代表する老舗ショコラトリーの看板商品。

【福岡】チョコレートショップ
博多の石畳生チョコミルク 16粒入り¥1,728

“博多のチョコのはじまりどころ”をキャッチフレーズに、1942年に創業した老舗ショコラトリー。こちらを代表する商品が、石畳のように敷き詰められたひとくちサイズの生チョコレート。一つ頬張ると、香り高いカカオの風味ととろけるような食感が広がる。「味も香りも濃厚なのに、口溶けにキレがあり、後味は軽やか」(山本さん)。本店/福岡県福岡市博多区綱場町3‐17 TEL:092・281・1826 10:00〜19:00 不定休 

ひとくち食べるとまろやかな甘さがふわり。

【熊本】メゾン・ド・キタガワ
半熟ショコラ 8個入り¥1,404

フランス産カカオ55%のショコラを使い、蒸し焼きにしたチョコレートケーキ。まろやかな甘さとしっとりした食感は、子供から大人まで幅広く愛されてこの店のロングセラーに。「ふわっと口の中に広がるフィンガータイプのチョコレートケーキ。私は追いココアをしていただくのが好きです」(山本さん)。海外のおみやげのようなパッケージも素敵。熊本県熊本市南区田迎2‐18‐15 TEL:096・334・2220 9:30〜19:00 月曜休 

ノスタルジックな味わいのロシアチョコレートの詰め合わせ。

【新潟】ロシアチョコレートの店 マツヤ
ロシアチョコレート マトリョーシカ化粧箱 12個入り(12種類×各1)¥1,500

神戸のモロゾフ(後のコスモポリタン)で修業をした初代の味を受け継ぐお店。マトリョーシカの箱の中には、ロシア風のクリームやゼリー、キャンディなどをチョコレートでコーティングした12種類の味が。「さまざまな味があり、食べていて楽しい。箱も包み紙もかわいくて、小物入れや手紙のコラージュに再利用しています」(甲斐さん)。新潟県新潟市中央区幸西1‐2‐6 TEL:025・244・0255 9:00〜18:00 日・月曜休(祝日の場合は営業) 

通販について注釈がない店は電話、WEB SHOPともに可能。

山本ゆりこさん 菓子・料理研究家。福岡県出身。1997年に渡仏し、12年間パリで暮らす。フランスを中心に、ヨーロッパの食や暮らしに関する書籍を多数執筆。池田浩明さんとの共著に『パンのトリセツ』(誠文堂新光社)が。Instagram「山本ホテル」を日々更新中。

甲斐みのりさん 文筆家。静岡県出身。旅、散歩、お菓子、地元パン、クラシック建築やホテル、雑貨など幅広い題材で執筆。その土地ならではの魅力を再発見する目利きぶりに定評が。近著『にっぽん全国おみやげおやつ』(白泉社)でも多くのお菓子を紹介。

大段まちこさん フォトグラファー。兵庫県出身。ラブリーで空気感のある写真が人気。CHECK&STRIPEのWebマガジン「nounours books」では、撮影を担当するほか編集長も務める。2021年夏から神戸に拠点を移し、地元のおいしいものを新たに開拓中。

※『anan』2022年1月19日号より。写真・山口 明 スタイリスト・官野亜海 構成、文・野尻和代

(by anan編集部)