「インディーズ時代も入れると実は3枚目のフルアルバム。カラフルで面白い作品ができました」(田辺由明・Gt&Cho)

「個性の強い14曲を収録しています。昨年の活動は思わぬことの連続だったので、今年何かを始めたら、できればそれは全部ハッピーエンドで終わりたい、という期待をタイトルに込めていて。同名曲は映画『明け方の若者たち』主題歌ですが、作りがいがありました」(はっとり・Vo&Gt)

煌びやかなタイアップ曲や新曲を含む今作。メンバーそれぞれの持ち味を堪能できる楽曲が揃った。

「僕が作曲した『トマソン』は、デモの段階ではジャズが少し入った楽しい曲。でも変化をつけたくて、サビはバンジョーのようなフレーズをギターで弾いていて。ドラムもサンバのようなリズムにするなどいろいろなアイデアがありました」(高野賢也・Ba&Cho)

「もともと僕が作っていた『好きだった(はずだった)』は、昨年『王様のブランチ』テーマソングにとお話をいただいた際、みんなで再構築しました。うまくハマってくれたのでうれしかったです」(田辺)

「コロナ禍の自粛期間に作った『ワルツのレター』が『news23』の新エンディングテーマになりました。作曲当時、ライブが延期や中止になり暗い気持ちになった不安感を曲にしていて。エレクトリックピアノの音色を加工し、息苦しい宇宙で歌い、最後はサビで解放されるイメージで作り、明日への一歩になるよう願いを込めています」(長谷川大喜・Key&Cho)

『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』主題歌「はしりがき」やDISH//に提供した「僕らが強く。」のセルフカバー、ファン待望の弾き語り楽曲の音源化「キスをしよう」他、心に残るメロディと珠玉のポップネスがはじける。

「国民的アニメに携われて光栄でしたし、どの世代にもそれぞれのメッセージが刺さる作品で、一緒に走らせてもらったような感覚もあって、映画を観て感動しました。セルフカバーについては、しないアーティストもいると思いますが、僕らはフラットです。『キスをしよう』はもともと姉の結婚式のために作った曲。式場で反応が良く、ライブでも反響があり、ラジオで歌っても評判になったので収録しました」(はっとり)

サウナをテーマにハードロックが轟く新曲「TONTTU」にはバンドの奥深さとスタンスが垣間見える。

「タイアップの曲ばかりだと、真面目すぎる盤になるので」(田辺)

「全体のバランスを考えた結果です(笑)。今年の活動のイメージとしては、2月から全国ツアーがあるので実のあるものにしたい。できれば年末は『紅白歌合戦』にも出演したいですね」(はっとり)

メジャー1stフルAL『ハッピーエンドへの期待は』。リード曲「なんでもないよ、」他、全14曲。【初回生産限定盤(CD+Blu‐ray)】【初回生産限定盤(CD+DVD)】各¥5,500 【通常盤(CD)】¥3,300(TOY’S FACTORY)

左から、長谷川大喜(Key&Cho)、高野賢也(Ba&Cho)、はっとり(Vo&Gt)、田辺由明(Gt&Cho)。2012年、神奈川県で結成。メンバー全員が音大出身。日本武道館2Daysを皮切りに、2月15日から全国14か所を回るツアーを予定。

※『anan』2022年1月19日号より。写真・内田紘倫(The VOICE) スタイリスト・髙田勇人 ヘア&メイク・飯束ゆうこ 取材、文・かわむらあみり

(by anan編集部)