フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フレンチ猫さま紹介! 第44回目はスイスに住むユメジ(Yuméji)さま、カーリー(Kali)さま、エクリプス(Eclipse)さまの3名の猫さま。

スイス在住でフランス語を話す3名の猫さまの物語

【フレンチ猫さま】vol.44

猫さまの話をもっと聞かせて! 



上から順に紹介します。まずは、キジシロのエクリプス(Eclipse)さま、2019年9月5日生まれ。次に、メインクーン、ペルシャ、バリニーズのミックス、黒長毛のカーリー(Kali)さま、2021年8月3日生まれ。最後に、黒白ハチワレのユメジ(Yuméji)さま、ヨーロピアン、2019年9月5日生まれ。

3名の猫さまの日常



朝5時過ぎに「ごはんちょうだい」と、3名で飼い主の枕元をフミフミしたり、ドアをシャカシャカして、飼い主を起こします。朝ごはんにパテをいただいてから、二度寝をします。13時にお昼ごはんのパテをいただき、その後はテラスで日光浴をしたり、追いかけっこをしたり、プロレスをしながら大嫌いな掃除機をかけ終わるのを待ちます。おやつをもらって、15時過ぎからお昼寝をして、20時のニュースの時間に起きます。それから、飼い主がごはんの準備をするのを邪魔し、21時に夜のパテをいただきます。飼い主とソファーでまったりくっつき、23時過ぎにおやつを貰い、その後歯磨きをしてもらいます。それから夜中の1時頃までバタバタと運動会が開催され、猫さま同士で激しく遊びます。



飼い主は以前、モード関係のお仕事をしていました。今はヨガインストラクターを志望しています。もともとフランスに住んでいたので、会話はフランス語。ここスイスでも、現在住んでいる地区はフランス語圏なので、私たちはフレンチ猫だと思っています。飼い主が自宅でヨガをやっている姿を見ると、大きな猫のように見えます。動きはゆっくりだけど…。



ユメジさまはどんな猫さま?



いつもひとりで、キャットタワーで眠ります。お気に入りの場所は、テラスが見えるベッドのホットカーペットの上。大好物は、CBDスナックときゅうりの真ん中の部分。とても食いしん坊です。フエルトの小さなおもちゃを投げてもらうと、犬のように持ち帰ります。得意技は、ジャンプしてキャッチすること。驚くほどよくできた猫さまだと言われています。自立型で、爪切りも歯磨きも大人しく我慢できます。末っ子のカーリーさまの教育係も辛抱強くしています。ユメジという名前は、竹久夢二から拝借したもの。ハイカラですが「吾輩」的なキャラで、たまに理屈っぽい一面もあります。

エクリプスさまはどんな猫さま?



飼い主のベッドの足元で寝ます。段ボールを再利用した猫ちぐらが大好き! ヘンプのスナック(HEMP SNACK BAR)が大好物です。最近買ってもらった、マタタビが突き刺さったどんぐり型のおもちゃが気に入っています。甘えっ子で、甲高い声でウィーン風のおしゃべりをします。時に気まぐれで、ちょっと乱暴なところもあります。また、焼きもち焼きでもあります。普段はどんくさいけれど、1日に1回、ダッシュしてソファーの側面を走り回ります。

カーリーさまはどんな猫さま?



エクリプスさまと同じく、飼い主のベッドの足元で寝ます。窓辺の猫草プランターにアーシングするのがお気に入り(猫草がぺっちゃんこになる)。好物は、これもエクリプスさまと同じくヘンプのスナック。釣竿型のヒラヒラするもので大興奮します。パタパタと音がすると、遠くからでも飛んできます。ダミ声です(メインクーン声がそういうものかもしれません)。マイペースでおてんばで、実は狡猾。お姫様です。



飼い主からのメッセージ
地域やフランスの動物保護団体とこまめに連絡を取ったり、ドネーションをしていました。しかし、スイスは室内飼いのみの保護猫が少なく、何回かお見合いしましたが、なかなかご縁がありませんでした。最終的に、ネットアノンス(ネット掲示板)で3名と巡り合いました。往来の多い道に挟まれた郊外のアパートの空中庭園バルコニーで、小さな自家菜園をやっています。昨年、キャットテラスを作りました。3名とも体内のマイクロチップに反応するドア自動開閉機を使用しています。



それぞれの猫さまから気づきと学びと愛情を無限にいただいています。家族でもあり、社会の縮図でもあると感じます。絶対的な信頼と愛情を、さまざまな方法で伝えてくるのが可愛いです。3名ともコロナ時代にやってきたので、べったりな関係で、安定した信頼感を築けていることが幸せです。猫さまはテレパシーのように、私の精神状態を鏡のように映してきます。焦って爪切りをしようとすると、もがいて逃げてしまいます。しかし、心を平静にし、見つめ合ってお互い安心すると、爪切りも歯磨きもすんなりできます。私の心が乱れている時は、3名の関係が荒々しくなったりします。猫さまが来る前からヨガと瞑想を日課にしているのですが、私の状態をフィードバックしてくれている3名の猫さまは、気づきとアジャストの先生だと思っています。

取材、文・Manabu Matsunaga

取材、文・Manabu Matsunaga