フランス在住のカメラマン、松永学さんによるフランスの猫さま紹介! 第57回目はヤス(Yasu)さま。

喧嘩っ早いヤンチャな男性猫さまの物語

【フレンチ猫さま】vol.57
猫さまの話をもっと聞かせて! 



僕は、フランス南部のトゥルーズの保護団体に助けられました。今は、パリの郊外にある飼い主自身がデザインした木造建築に住んでいます。内装にも木材を豊富に使った約70㎡の2階建一軒家です。庭の面積は、なんと550㎡もあるんですよ。



ある日、自由に庭遊びを楽しんでいる最中、他の猫と喧嘩になり尻尾が切れ落ちそうになリました。飼い主の懸命な治療で今は回復しています。それ以来、外に出る時は子犬の散歩のようにリードをつけています。



猫草は全然興味がないのですが、庭にある笹の葉が大好きで、よくかじっています。家の中はとても掃除が行き届いています。特にお気に入りは豆腐素材でできている猫砂です。トイレにもそのまま流せて清潔感があります。



もうひとつ、家の中で好きな場所は窓辺。そこから庭を見るのが大好きです。天敵が来たときはすぐわかるので安心です。たまに外でよそから来た猫を威嚇します。小さい頃から家で育ったので、家の中だけの生活で満足なのです。



ーー飼い主は幼少の頃からいろいろな動物を飼っていました。亀、うさぎ、犬。猫さまは20匹飼ったとのこと。今でも全員の名前を覚えていると言います。
過去にレユニオン島に12年間住んでいた時は、7匹の猫さまと6匹の犬を同時に飼っていたらしいですが、猫さまは家と外を自由に出入りできたこともあり、事故にあって帰ってこない猫さまもいたそうです。



ここの広い庭の一角にはハリネズミが住みついていますが、夜行性のためヤスさまが夜寝ている間に行動をするので接点はないようです。ハリネズミの小屋を作ってあげてもヤスさまは嫉妬はしなかったそう。動物好きな飼い主と一緒で、ヤスは幸せそうでした。

取材、文・Manabu Matsunaga

取材、文・Manabu Matsunaga