フランス在住のカメラマン、松永学さんによるフランスの猫さま紹介! 第63回目は白とグレーのハチワレのマカオ(Macao)さま。

6歳の白とグレーのハチワレ女性猫さまの物語

【フレンチ猫さま】vol.63
猫さまの話をもっと聞かせて! 



私たちは、パリの11区にあるクラシックなアパートに住んでいます。飼い主のベッドの足元で寝て、朝は飼い主と同時に起きます。それから、アパート中をパトロール! さまざまな場所を行き来します。まず、子ども部屋の窓、次に居間で鳩や他の鳥の踊りを観察します。それから机の隣の椅子、または机の上で寝るために邪魔なものを整理して、最後には段ボールの爪研ぎで朝のラウンドを終了します。



食事は、獣医から購入したマグロのカリカリと魚のゼリー寄せが大好きです。貪欲で、かなり要求が厳しいと言われています。ごくたまに、新鮮な鮭やエビの小片もいただきます! 魚介類には目がないのです。



飼い主の朝食後、バターナイフをなめるのが大好きです。そして、日中は子ども用ベッドで寝て、寝室の二重窓から鳥を見て、夜は飼い主のベッドの脇で就寝します。新しい段ボール箱が到着すると、しばらくの間それをベッドとして使います!



田舎で見つけた鳥の羽と、色とりどりの小さなネズミのぬいぐるみ、または椰子の葉の素材でできたラフィアで覆われた小さなネズミが、私が興奮するオモチャです。



性格は控えめで、少し恥ずかしがり屋。お客さんが来ると隠れます。でも、お客さんが親切で愛情深く、すべてが落ち着き、問題の無い相手とわかった時点で、出てきて寄り添うようになります。飼い主が口笛を吹くと、特に田舎にいるときなどは、猛ダッシュで飼い主のところに会いに走ります。

飼い主に話を聞きました。

――猫さまを失ったばかりの時、家族全員が気を落としていました。すぐには新しい猫さまを養子にしたくはなかったのですが、時間が経つにつれて子どもたちには新しい猫さまの存在が必要だと感じました。友人から、再び猫さまを養子にするなら赤ちゃんのほうがいいと言われました。マカオは兄弟姉妹の最年少で、とてもかわいくて、恥ずかしがり屋でした。



以前はヘリオスという名前の、美しい赤いぶち猫を飼っていました。マカオとヘリオスはお互いを知らなくても、彼らの間にはつながりがあったのではないかと考えています。家族にとってはマカオはヘリオスと同じスペースを占めています。マカオは家族の一員であり、私たちの小さな豹です!

ヴィクトル・ユーゴーいわく

「神は、人が家でトラをかわいがることができるように猫を発明しました」

まさにこの言葉が頭の中をよぎりました。
マカオが喉を鳴らして小さな足を組んで輪にしたとき。それは小さなハートのように見えます!



2020年の最初のロックダウンの間、私たちは田舎にいることができて幸運でした。そして私たちはマカオと遊んだり庭を歩いたりして多くの時間を過ごしました。マカオが田舎でこれほど多くの時間を過ごし、庭のいたるところで私たちを追いかけたのはこれが初めてです。子どもたちや私たちの家族を見守っているようで、時には自分自身を人間だと信じているように見えます。

取材、文・松永学

取材、文・Manabu Matsunaga