なぜ缶詰は長期保存? 歴史と製法をお勉強。

今や当たり前に存在する缶詰ですが、その原点は200年以上前の1804年。金属缶やガラス瓶の中に食物を入れて密封し加熱殺菌するという缶詰の原理が、フランス人のニコラ・アペール氏によって考え出されたそう。その後1810年に世界で初めての缶詰工場がイギリスに誕生。そして1821年からアメリカで本格的に製造開始。日本では、1871年(明治4年)に、長崎で松田雅典氏がフランス人からイワシの油漬け缶詰の作り方を伝授されたのが始まりといわれています。その後、北海道に日本初の缶詰工場が作られ、鮭缶詰の製造がスタートしました。

そんな缶詰ですが、なぜ長期保存に耐えうるのか。缶詰は、中に食品を入れたあと脱気し、二重巻締という方法で完全に密閉。キーワードになるのはその後の“加熱殺菌”。これをすることで細菌や微生物が死滅するので、長期間保存しても中身が腐食することがないわけです。殺菌後は品質の変化を防ぐため、ただちに水で冷却。そしてあとは出荷を待ちます。

ちなみにいわゆるSDGsの観点から見ても、常温で流通ができるので経費も抑えられ、長期保存が可能ゆえにロスになりにくい缶詰は、食品界の優等生。手みやげとしては、保存も簡単&日もちもするのでもらった側の負担も軽い。もしや最高のギフトなのでは…?
参考:公益社団法人 日本缶詰びん詰レトルト食品協会HP

グルメなあの子に贈りたい! “あの店のおいしい”が入った缶詰。

予約がなかなか取れない有名レストランや、人気シェフなどの手掛けた缶詰が増えています。食にこだわりのある人へのギフトにおすすめ。
※すべての商品に明記している賞味期限は、未開封の状態に限ります。

Nick KOBE MEAT SHOP「神戸牛のグリル缶詰」

70g¥1,680

お肉のおいしさがギュギュッ! 素材の良さが光ります。
世界に名を轟かすブランド牛・神戸牛を扱う、売り場+イートインの新型精肉店が作る缶詰。素材の旨味を引き立たせるため、味付けは塩と胡椒のみというシンプルさ。適度に肉厚&ジューシーなお肉がゴロゴロ入っていて、おかずとしてはもちろん、お酒のおつまみにもぴったり。
中山手本店 兵庫県神戸市中央区中山手通3‐10‐12 TEL:078・262・1147 11:00〜19:00 不定休 Webで購入可。

味坊集団「ラムレバー缶」

麻辣、カレー、クミン 100g各¥700

中華好き、羊好き、スパイス好き。そんな人へのベストギフト。
中国東北地方料理のレストラン『味坊』の、ラムレバーを使った缶詰。あまり日本ではポピュラーではない羊のレバーですが、「そのおいしさを広めたい」との思いで作ったそう。ピリリと辛い麻辣、スパイスを思い切り効かせたカレー、そして羊にベストマッチのスパイス・クミン味の3種類。
 Webで購入可。

吉澤「松阪牛入り 缶バーグ」

デミグラスソース味 160g¥972 和風ソース味 160g¥972

A5ランクの牛肉を贅沢に使用! 缶詰とは思えないクオリティに感動。
創業大正13年の老舗牛肉専門店が、「災害時にこそおいしいお肉を食べて元気になってほしい」という思いで作ったハンバーグの缶詰。A5ランクの牛肉を贅沢に使用し、豚肉、野菜などの主原料は国産をチョイス。味付けは塩・胡椒・ナツメグのみというシンプルさ。ソースは、洋風のデミグラスソースと、和風ソースの2種類。これがあれば立派なディナーに!
 Webで購入可。

Made in ピエール・エルメ「缶詰」

カツオ de オリーブ 90g¥594
黒潮オイルのごろっとカツオ 90g¥594
土佐はちきん地鶏(バルサミコ仕立て) 90g¥723
土佐はちきん地鶏(ゆず塩仕立て) 90g¥723

あのパティシエが発掘した、“日本の魅力”が凝縮された缶詰。
有名フランス人パティシエのピエール・エルメ氏が選りすぐった、素晴らしいものを発信するコンセプトのショップ。高知県黒潮町にある缶詰製作所で作られているこの4種類の缶詰は、素材は地元産のかつおや地鶏を使い、さらに7大アレルゲン不使用というこだわりぶり。おいしさに加え、美しいデザインはまさにギフト向き。ショップにはお酒も並ぶので、組み合わせても良し。
東京都千代田区丸の内3‐2‐3 丸の内二重橋ビル 二重橋スクエア1F TEL:03・3215・6622 11:30〜19:00 無休

格之進「缶詰ハンバーグ(ハンバーグオイル漬)」

155g(3缶セット)¥3,240

この缶詰があればいつでも本格派ハンバーグが食べられて、幸せ!
岩手県産を中心とした黒毛和牛を、独自の熟成方法で旨味を凝縮させた「門崎熟成肉」の専門店。そのお店の人気メニューであるハンバーグの、常温&長期保存が可能な缶詰。焼き目をつけたハンバーグをひまわり油に漬け込み、缶に詰めてから加熱することで、肉汁がひまわり油と融合し、香味油に変身。野菜を加えてソースにするなど、食べ方のバリエーションが広がります。
 Webで購入可。

※『anan』2022年11月9日号より。イラスト・SANDER STUDIO

(by anan編集部)