ふだん何気なく使っている言葉のなかに、実は略語がけっこうあります。これって略語だったの!? と驚く略語をご紹介。今回は、「チューハイ」です!

【実は略語】vol. 8

「チューハイ」って、何の略?

飲み会やパーティーなどで人気のドリンク「チューハイ」。日本酒やワインよりもお手頃で、フルーツ系など甘くて飲みやすいものも多く、お酒が苦手な人でも楽しめるアルコール飲料です。

そんなお手軽な飲み物の「チューハイ」も、実は略語。いったい、何の略でしょう?

チューハイ、もともとは…?

チューハイ、もともとは「焼酎(しょうちゅう)ハイボール」の略でした!

意味は「炭酸水で割った焼酎」のこと。多くの場合、柑橘系の果汁やシロップなどが加わり、風味がつけられています。

ハイボールって…?

ここで気になるのがハイボール。どんなお酒か、わかりますか? 

ハイボールとは、ウイスキーやシェリー、ラム酒などを炭酸水で割った飲み物のこと。英語の「highball」由来で、その語源は、背の高い(high)グラスに入れて飲むことからきた、など諸説あります。

日本では、1950〜60年代初頭にかけてハイボールが大流行。その後、あまり目立たない存在になっていましたが、2007年にサントリーホールディングスが制作したウイスキー「角瓶」のテレビコマーシャルをきっかけにブームが再来。さらに、国産初のウイスキーを成功させた人物をモデルにしたテレビドラマの影響もあり、幅広い世代に定着しました。

では、サワーは?

チューハイと似たような飲み物で「サワー」があります。では、サワーって、いったい何でしょう?

サワーとは、焼酎やウイスキーなどにレモンやライムで酸味(sour)を加えたもの。

英語の辞書には、名詞sourの意味として「酸っぱいもの」のほか、「ウイスキーやジンにレモンジュースを加えたカクテル」と載っています。ただ、日本の居酒屋などではサワーに炭酸水を加えることが多く、「チューハイ」と「サワー」は結局ほぼ同じ意味で使われているようです。

チューハイは略語でした!

チューハイは「焼酎ハイボール」の略でした。ハイボールは英語highball由来で、サワーも同じく英語のsour由来。チューハイとサワーもほぼ同じようなものだとわかりました。

意外な略語はまだまだあります。次回もお楽しみに!

参考資料
『ランダムハウス英和大辞典』(小学館)
『情報・知識 imidas』(集英社)
「チューハイ」と「サワー」の違いはなんですか? サントリーお客様センター

文:田代わこ