横浜にトップアスリートが集結。世界のスピードを体感せよ!

自己ベストはカーリーが世界歴代6位タイの9秒76で、ノーマンが9秒86。実はカーリーも元は400mが専門で、ふたりはこれまでに世界で3名しか達成していない100m9秒台、200m19秒台、400m43秒台の記録を持つマルチスプリンターだ。その巨大な壁にホームの日本勢は急成長中の坂井隆一郎(大阪ガス)らが挑むかたちになる。

現在25歳の坂井は昨年の日本選手権で2位に食い込み、一躍注目を浴びた選手。しかもスタートが持ち味で、後半型といえるカーリーとノーマンを相手に中盤まで互角の戦いを演じる可能性は十分にありそう。ふたりの世界王者を苦しめることができれば、目前に迫る“9秒台”突入の瞬間が見られるかもしれない。

男子100m以外にもオレゴン世界陸上のメダリストたちがやってくる。男子走高跳で銀のウ・サンヒョク(韓国)、同走幅跳で金の王嘉男(中国)、女子やり投で金のケルシー・リー・バーバー(豪州)だ。

女子やり投はバーバーと銅メダリストの北口榛花(JAL)以外にも、オレゴン世界陸上の入賞者が参戦予定。コンディションに恵まれれば、世界大会の決勝を彷彿させるハイレベルの戦いになるに違いない。

トラック種目では男子3000m障害の三浦龍司(順天堂大)、女子1500mの田中希実(New Balance)の積極的な走りと好タイムに期待がかかる。

その他の種目は男子が400m、3000m、110mハードル、400mハードル、やり投。女子は100m、3000m、100mハードル、走幅跳が実施される。今年で12回目を迎える今大会。テレビ地上波でライブ中継されるが、ぜひ現地で、世界のトップアスリートのスピード感や躍動感を味わってほしい。

男子100mは世界王者に坂井ら日本勢がチャレンジ。

フレッド・カーリー(米国)
世界歴代6位タイの9秒76を持つ、スプリント大国の絶対的エース。オレゴン世界陸上では金メダルに輝いた。

マイケル・ノーマン(米国)
日本人の母親を持つマルチスプリンター。昨年のオレゴン世界陸上では400mで金メダルを獲得、今季から100mに本格参戦する。

坂井隆一郎(大阪ガス)
昨年は日本歴代7位の10秒02をマークして、オレゴン世界陸上で準決勝に進出。日本のホープが横浜で9秒台に突入できるか!?

女子やり投 北口榛花(JAL)
66m00の日本記録を持ち、世界陸上で銅メダルに輝く。来年のパリ五輪、再来年の東京世界陸上でもメダルを狙う。

男子3000m障害 三浦龍司(順天堂大)
東京五輪で7位入賞の快挙を果たした21歳。学生駅伝でも抜群のスピードを披露している。

女子1500m 田中希実(New Balance)
世界陸上は800m、1500m、5000m に出場。プロ選手となり、さらなる高みを目指す。

「セイコーゴールデングランプリ陸上 2023 横浜」 日時/5月21日(日)12:30(開場)〜17:30(競技終了予定) 会場/日産スタジアム 男子9種目、女子6種目が行われる。TBS系列で生中継。

※『anan』2023年5月24日号より。写真・Getty Images 文・サカイマサト

(by anan編集部)