フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介! 第185回目はヒマラヤンアザラシポイントのマリー(Marie)さま。

冒険が大好きな猫さまの物語

【フレンチ猫さま】vol.185
猫さまの話をもっと聞かせて!
マリーさまは9歳の女性猫さま。




<マリーさまが語ります>
私は、スキー場近くの山の家と、街のなかにある家を季節によって住みわけています。



冬は、山にある大きな屋外ギャラリーのツアーに参加することで1日が始まり、そして終わります。飼い主たちが休みの日は、ほぼ寝て過ごしてしまいますが、飼い主たちがバックパックを取り出すと、すぐに冒険に出かけると悟ります。そして、まだかなと玄関の近くで準備ができるのを待ち続けます。夏はヨットで過ごします。ヨットの上では、冬と違って日課は変わります。 飼い主たちが起きると、すぐに外に出てヨットの甲板の上を散歩します。 そして、帆が開くまでみんなを観察します。



食事はいつも『ロイヤルカナン デンタル』のカリカリのみを食べます。特別な日は『ロイヤルカナン』のウェットフードがもらえます。大好きなおやつは、味に関係なく、ニブリージャーキーです。



お気に入りの場所第1位は家のベッドの上です。 続いて第2位はソファです。 ヨットに乗っているときは後部デッキに寝転がって水面を眺めるのが好きです。 ヨットの中に居なければならないときは、ドアが透明で外が見える階段に横になります。



遊びは猫のハタキが好きです。最近ウサギが相棒としてやって来たので、他のどのおもちゃよりもウサギと遊ぶのが大好きです。


<飼い主から見たマリーさまとは>
マリーは小さな頃から船乗りをしている小柄なヒマラヤン猫です。彼女は夏の間ずっとヨットの上で過ごしており、陸地を歩くよりも水上でのほうが得意です。彼女は冬にはスキー場の近くの山で過ごし、ハイキングやクロスカントリースキーをする人間の後を追っています。彼女はジャコブという名前のドワーフラムのウサギと共同生活をしています。



マリーに出会ったのは本当に偶然なんです。ショッピングセンターに行って、ペットショップの前を通ったとき、私は、当時は毛並みが乱れていた小さなマリーを一瞬で好きになり、連れ帰ったのです。マリーは人間と一緒にいるのが大好きなので、いつでも私たちのいろんな冒険に同行しようとしています。とても穏やかで愛情表現が豊かな猫です。



彼女は遊ぶのが好きですが、愚かなことは決してしません。時折、ウサギの耳を噛むことくらいです。彼女は、ニャーと鳴いたり、手で私たちに触れたりすることで、自分自身を理解してもらう方法を知っています。彼女はカメラが好きで、仕事のビデオ会議にいつも参加しています。



マリーは素晴らしい冒険家ですが、夏に私たちが航海しているときは、注意深く船中にいます。彼女は、決まって午後3時頃にコックピットにやって来ます。小さい頃からセーリングに慣れているだけでなく、リードをつけてとても上手に歩きます。森の小道を歩くことも躊躇しません。マリーは家族の一員なのです。彼女が私たちを追いかけることができない唯一の場所は、猫が許可されていないレストランと国立公園です。



マリーの魅力は、間違いなくその大きな青い目と、人間に対して非常に社交的であるということです。冒険心があり、屋外で時間を過ごすのが大好きなのです。彼女は小さなアヒルのように私についてくるので、私を母親だと思っているのだと思います。夜は私の上で寝てくれるので、私のことが快適だと思っているはずです。



最も楽しかった瞬間はたくさんありますが、暗くなってからヨットのブームに乗って歩く楽しさを知った時です。彼女は夜景にとても驚いた様子でした。私たちは彼女の幸せそうな表情にとても満足しました。残念ながら、暗かったのでこのときの写真はありませんが、思い出に残る時間でした。マリーは私に友情と慰めを与えてくれて、我が家に活気を吹き込みます。また、人生で本当に重要なことに集中できるように存在しているのだと思います。たとえば、時間をかけて彼女と一緒に過ごし、あらゆる瞬間、あらゆる冒険を楽しむことです。私にとって、それはストレスを軽くするのに役立っています。


ーー冒険家のマリーさまは同じく冒険好きの飼い主のところにやってきて、幸せな毎日を送っています。これからはスキーシーズンが始まり、雪遊びが待っていますね。次は相棒のウサギ、ジャコブさまの話も聞かせてもらいます。


著者情報

松永学
猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!

取材、文・Manabu Matsunaga