フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介! 第226回目はサイベリアンのロベルタ( Roberta)さまの登場です。

猫の日に生まれた猫さまの物語

【フレンチ猫さま】vol.226
猫さまの話をもっと聞かせて!
ロベルタさまは2月22日の猫の日に生まれた4歳の女性猫さま。




<ロベルタさまが語ります>
私はパリにあるオスマン建築のアパルトマンに住んでいて、週末にはノルマンディーのカントリーハウスによく行きます。毎日の行動のすべては場所と天気次第です。



パリにいるときは、カゴが大好きでそのなかでよく寝ます。天気が良ければよく遊んで、遊ぶために飼い主のところに行って甘えます。ノルマンディーにいるときは、戸棚を見つけて冬眠します。天気が良ければ、ネズミ狩りに出かけます。



食事は毎日60gのカリカリと『フランクリンブランド』のパテの1/4を食べます。日曜日は特別で、パテの代わりに同じブランドの鴨の切り身を食べます。おやつも同じブランドの小さな乾燥肉です。遊びは紐で遊ぶのが得意です。


<飼い主から見たロベルタさまとは>
ロベルタは孤高のサイベリアンです。実家で猫を飼っていましたが、親密な関係をもったことはありませんでした。それは私の猫ではなく、家族全員の猫だったので。



ロベルタは生後4か月でブリーダーさんから引き取りました。彼女は猫らしく非常に独立心が強いと同時に、犬のように非常に親密性があります。



猫には独自の性格がありますが、飼い主の性格にも近くなると思います。ロベルタは何時間もひとりで過ごすことも、何時間も私に釘付けになって過ごすこともできます。そしてユーモアのセンスがあり、奇妙に思えるかもしれませんが、私をよく笑わせてくれます(私も同じです。笑ったり、人を笑わせるのが大好きです)。



彼女はドアの後ろに隠れて私を驚かせたり、私を追いかけて走ってきます。遊びながら彼女はありえない場所に身を置き、ハトに向かってうめき声を上げます。私も一緒のなってうめき声を上げます(笑)。いつ抱きしめられたいかは彼女が決めます。私も同じです、私はひとりで過ごす時間も好きですが、他の人と一緒にいる時間も好きです、それについては私たちは同じです。



彼女は旅行が大好きです! そして、人々は彼女が泡の窓がついた旅行バッグに入っているのを見るのが大好きです。それが魅力です!



彼女の口元には小さな斑点があり、ピアスをしているように見えます。彼女はとても面白くて、とてもとても陽気です! 一緒にいて毎日が楽しいです。朝はいつも私が起きる音を聞いて挨拶に来て、私の上に座って愛撫を求め、夕方にはまた同じことをします。



ロベルタは私の赤ちゃんです。私が悲しかったとき、彼女は私を助け、涙を拭いてくれました。もともと不安な私を落ち着かせてくれて、本当に助かります。たくさんの喜びと愛をもらうこの瞬間は永遠です。それが動物のすることだと私は信じています。猫にとっては過去も未来もなく、ただ現在の瞬間だけが重要なんです。もう彼女なしでは私の人生はあり得なくなりました。


ーー猫さまが飼い主に似るのでしょうか? それとも飼い主が猫さまに似るのでしょうか? 今回ロベルトさまと飼い主の関係を聞いていると、とても息の合った似たもの同士だと察します。まるで飼い主が猫さま化しているようですね。


著者情報
松永学
猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!

取材、文・Manabu Matsunaga