January.01 – January.07, 2021

Saturday Morning

Title.
Holiday (For Pete & Gladys)
Artist.
Jim Beard With Vince Mendoza & The Metropole Orchestra 新年あけましておめでとうございます。ついつい夜更かしが続きがちなこの時節。ぬくぬくした布団から抜け出して寝ぼけ眼から一気に頭を活性化させて、ワクワクする事に出会えるような一日のスタートを切る、そんな朝に聴きたい一曲。奇才ピアニスト、ジム・ベアードと、今や世界に知れ渡る名アレンジャー、ヴィンス・メンドーサの編曲・指揮による50名を超えるメトロポールオーケストラが共演するこの作品は、アートワークさながら、リラックスしながらも色彩豊かでくるくると煌めき溢れる音の遊園地の様。乾いたリズムに思わず体を揺さぶられるポジティブな音楽。二曲目は希望「Hope」へと続いてく……。
アルバム『Revolutions』収録。

Sunday Night

Title.
Travels
Artist.
Charlie Haden With Michael Brecker パット・メセニーの名曲を、朗々と丁寧に歌い上げるマイケル・ブレッカーのテナーサックス、まるで深い森の奥にしっかりと根をおろす一本の大木の鼓動のようだ。自由に旅をすることができない今だからこそ尚、時空を超えた記憶の旅へと誘われる。複雑に絡み合う自分の感情を目の当たりにすると、人生そのものが旅なんだと思ったりもする。静かに時間の流れる夜、久しぶりに開いたCDジャケットに、生前マイケルにもらったサインを不意に見つけた。自分はあまりサインをもらう方ではないのだが、素直に嬉しくなった。チャーリー・ヘイデン、マイケル・ブレッカー、彼らが残してくれたたくさんの演奏は色褪せることを知らない。
アルバム『American Dreams』収録。


『&Premium』特別編集
『&Music/土曜の朝と日曜の夜の音楽 Ⅱ 』 好評発売中。

音楽好きの“選曲家”たちが月替わりで登場し、土曜の朝と日曜の夜に聴きたい曲を毎週それぞれ1曲ずつセレクトする人気連載をまとめた「&Music」シリーズの第2弾。 小西康陽、青葉市子、七尾旅人、長田佳子、テイ・トウワ、中嶋朋子……、 23人の選曲家が選んだ、週末を心地よく過ごすための音楽、全200曲。 本書のためだけにまとめた、収録作品のディスクガイド付きです。 詳しくはこちら


ピアニスト 、作曲家 林正樹

自作曲を中心とするソロでの演奏や、生音でのアンサンブルをコンセプトとした「間を奏でる」などのプロジェクトの他に、小野リサ、渡辺貞夫、菊地成孔、徳澤青弦など様々な音楽家とアコースティックな演奏活動を行なっている。多種多様な音楽的要素を内包した、独自の諧謔を孕んだ静的なソングライティングと繊細な演奏が高次で融合するスタイルは、国内外で高い評価を獲得している。2021年2月公開予定の映画『すばらしき世界』(監督:西川美和)の音楽を担当。