BIODERMA Sensibio H2O D
〈ビオデルマ〉の「サンシビオ」といえば、ヘアメイクの常備品にしてクレンジング水のパイオニア。刺激を感じやすい肌にも使え、バリア機能を保護。サンシビオ エイチツーオー D 250㎖ ¥2,530(NAOS JAPAN 0120−074−464)

 世界で1秒に1本売れているというクレンジングウォーターをご存じだろうか。そう、フランス生まれのスキンケアブランド〈ビオデルマ〉の「サンシビオ エイチツーオー D」だ。水でクレンジングするという、クレンジングの概念を覆した名品として、いまも世界中で愛され続けている。
 フランスの薬剤師であるジャン=ノエル・トレル氏が肌の生態系を尊重し、肌本来が持つ働きを強化するという「エコバイオロジー」の考えを投影して3つのブランドを展開した。その一つである〈ビオデルマ〉は、Biologyバイオロジー(生物学)とDermatologyダーマトロジー(皮膚科学)の造語により名付けられた。肌に限りなく近い成分を使い、できるだけ肌が本来持つ力をサポートするという考えのもとに製品開発に取り組み、1995年に生まれたのがクレンジングウォーターの「サンシビオ エイチツーオー D」。フランスの水道水は硬水で、洗顔することによりかえって肌をいためてしまうことから考え出された”ミセラーテクノロジー”を取り入れた、画期的なクレンジングウォーターだ。
 これは、洗浄成分が球体(ミセル)の状態で存在することで外側が水になじみ、内側が油となじむ特性を利用した技術でメイクや皮脂汚れをオフする、というようなイメージ。医療グレードの高純度の水をベースに、素肌の素性に近い脂肪酸エステルをクレンジング成分として採用し、低刺激性を徹底追求している。余計な成分を入れずに、たった10の成分だけで構成されたシンプルな処方設計であることも特筆すべき点だ。
 汚れを落としながら、肌をみずみずしく整えてくれるのも〈ビオデルマ〉ならでは。クレンジングとしてだけでなく、朝の洗顔の代わりに、ポイントメイク落としとして、またリフレッシュしたいときや、肌を鎮静したいときなど、これ一本で、多様な使い方ができることも人気を後押し。
 低刺激で気持ちいい使い心地、保湿力もあることから、メイクオフを一日に何回もしなければならないモデルやタレントの肌にも負担が少ない、とプロのヘアメイクからの支持も厚い。今では、オイリー肌、乾燥肌、透明肌など、肌タイプ別に4つのシリーズも展開し、ますます世代を飛び越えて愛される存在となっている。

文/久保直子
くぼ・なおこ/ウェルネス&ビューティジャーナリスト。植物療法(フィトテラピー)をツールに、ココロカラダハダケアについて独自発信。

※この記事は、No. 95 2021年11月号「&Beauty」に掲載されたものです。

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