アンデルセンの名作に寄せた、心温まる水彩絵の数々。

 物語の主人公は月。空から眺めた人々や動物たちに光を当て、彼らの心情を友だちの若い絵描きに夜ごとに語りかける……。デンマーク生まれの作家、ハンス・クリスチャン・アンデルセンによる、自身の旅の記憶や空想を紡いだ名作「絵のない絵本」が、今年3月に愛蔵版として出版。その表紙と挿絵を手掛けた絵本作家・松村真依子さんの原画展が、4月21日(木)より東京・西荻窪の『URESICA』で開催される。

「制作中は家に籠もっていたけれど、心はいつも、物語に入り込んで旅に出ていた」と語る松村さん。優しいタッチと淡い色合いで仕上げた全33夜の絵は、アンデルセンの物語をより詩情あふれるものに魅せている。

書籍は函入り。函に本体を差し込むと、タイトル上の丸くくり抜かれた部分に満月が浮かび上がる。

『URESICA』では松村さんによる原画の展示のほか、描き下ろし作品の展示販売も予定。美しい絵と物語に心温まるこの機会に、ぜひ足を運んでみては。

 

EVENT INFORMATION

「愛蔵版 絵のない絵本」 松村真依子 原画展

会場:URESICA(ウレシカ)
住所:東京都杉並区西荻北2-27-9
会期:2022年4月21日(木)〜5月2日(月)
営業時間:12:00〜19:00 火水休

書籍「愛蔵版 絵のない絵本」

著者:ハンス・クリスチャン・アンデルセン 著、大畑末吉 訳、松村真依子 絵
版元:岩波書店
価格:2,640円
*全国の書店にて販売中。詳しくは。

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