これまでの軌跡と新作を網羅した、待望の作品集。

まるで親密な存在がそこにいるかのように、イノセントな印象を描き出す、イラストレーターの塩川いづみさん。5月30日、彼女の初めての本格的な作品集『IZUMI SHIOKAWA PEN, PENCIL, PEOPLE, ANIMALS AND PLANTS』(玄光社)が出版される。

塩川さんは広告、書籍、雑誌、プロダクトのイラストレーションを手がける一方で、身のまわりのさまざまな存在や事象を題材にした作品の発表も継続。クライアントワークとプライベートワークの枠にとらわれることなく、多くの作品を生み出してきた。その率直な線の奥には冷静な眼差しと思考、時にユーモアが感じられ、描かれているものの内と外にある世界を想起させる。

『IZUMI SHIOKAWA PEN, PENCIL, PEOPLE, ANIMALS AND PLANTS』製本は180度無理なく開く「コデックス装」を採用。好きなページを開いて、部屋に飾る花のように眺めて楽しんでもらいたいという思いが込められている。アートディレクションとデザインは井上庸子さん、撮影は三部正博さん。
『IZUMI SHIOKAWA PEN, PENCIL, PEOPLE, ANIMALS AND PLANTS』
『IZUMI SHIOKAWA PEN, PENCIL, PEOPLE, ANIMALS AND PLANTS』
『IZUMI SHIOKAWA PEN, PENCIL, PEOPLE, ANIMALS AND PLANTS』
『IZUMI SHIOKAWA PEN, PENCIL, PEOPLE, ANIMALS AND PLANTS』
『IZUMI SHIOKAWA PEN, PENCIL, PEOPLE, ANIMALS AND PLANTS』

『IZUMI SHIOKAWA PEN, PENCIL, PEOPLE, ANIMALS AND PLANTS』には、イラストレーションの仕事やそのラフスケッチ、個展で発表した作品の中から、線の表現力が際立つ200点を厳選し、新作8点も収録。

本書のために描き下ろした新作では、最近強く意識するようになったという、刻々と変化する「今」の象徴的存在でもある息子を描写している。ドローイングのほか、ビション・フリーゼという犬を描いたプロダクトシリーズ「MAMBO」や、表紙と中面のイラストを手がけたスペイン発の雑誌『APARTAMENTO COOKBOOK #6』なども掲載。イラストレーターとして活動するきっかけになった最初期のものから2021年に描いたものまでを見渡し、これまでの軌跡をたどれる一冊となっている。

本作品集の刊行を記念し、5月20日から恵比寿『nidi gallery』で、6月14日から表参道『UTRECHT/NOW IDeA』にて、展覧会を開催。ぜひこの機会に書籍と作品を見比べて、それぞれの魅力に触れてみては?

INFORMATION

塩川いづみ作品集 刊行記念展「IZUMI SHIOKAWA PEN, PENCIL, PEOPLE, ANIMALS AND PLANTS」

nidi gallery
住所:東京都渋谷区東2-27-14 ペガサスマンション恵比寿#102
会期:2022年5月20日(金)〜6月9日(木)
営業時間:12:00〜18:00
休廊日:月・火曜日
https://nidigallery.com/

UTRECHT/NOW IDeA

住所:東京都渋谷区神宮前5-36-6 ケーリーマンション2C
会期:2022年6月14日(火)〜6月26日(日)
営業時間:12:00〜19:00
休廊日:月曜日
https://utrecht.jp/

作品集『IZUMI SHIOKAWA PEN, PENCIL, PEOPLE, ANIMALS AND PLANTS』

著者:塩川いづみ アートディレクション+デザイン:井上庸子 写真:三部正博
版元:玄光社
価格:3,300円

作品集の詳細はこちら

text : Yu Miyakoshi