Panasonic nanocare
温度ムラを抑え髪を美しく乾かす、高浸透ナノイー搭載ドライヤーが小型・軽量化を実現。ヘアードライヤー ナノケア EH-NA0J ¥39,000*編集部調べ(パナソニック理美容・健康商品ご相談センター 0120−878−697)

 最近の美容市場で存在感を増しているのが美容機器だが、特に高価格帯のドライヤーの勢いがすごい。その流れを牽引するのが、85年間にわたりドライヤーを研究・開発し続けてきた〈パナソニック〉。1937年に国内初となるホームドライヤーを開発し発売。初代は4枚のプロペラで、わずか300Wの緩やかな温風だったというから驚く。
 1960年代から’80年代はいかに速く乾かすか、’90年代からは髪を美しくという視点で研究に着手し、2005年に、ナノイー搭載の「ナノケアドライヤー」が誕生。最初はナノイーを作るための水のタンクを搭載するところから始まり、次に空気中の水分を集める技術を開発し、タンクレスデザインに。2006年、深澤直人氏が手がけた「ナノケアドライヤー」のデザインの原点が完成する。
 技術としては2019年に搭載された「高浸透ナノイー」を開発するのに約5年の歳月をかけた。独自技術であるマイナスイオンの約千倍の水分量を持ったナノイーの水分発生量をなんと18倍に進化させた究極のテクノロジーだ。この「高浸透ナノイー」は髪の内側まで浸透し、頭皮や髪に潤いを与える。キューティクルを密着させることで、艶髪に仕立てるだけでなく、ヘアカラーや白髪染めの褪色を抑え、紫外線ダメージも抑制する。
 速乾性と潤いを叶えるドライヤーとして支持され、高価格帯にもかかわらず大ヒット。ナノケアシリーズは、2022年7月時点で国内販売累計1500万台を記録。進化は止まらず、さらなる軽量化、サイズダウンのニーズに応えるべく研究を重ね、今年9月に新機種を発売。ミニマムなデザインに変貌を遂げ、それなのにナノケア史上最大風量を達成。これは繊細な技術で加工することで、高密度ヒーターの製造に成功し、小型化を可能にしたため。小型化によって内部部品の密度が増え、熱がこもりやすくなるという課題もあったが、髪を乾かす風、高浸透ナノイーの風、部品を冷やす風と3分割し、最適化することでクリア。さらに、使うときの環境を検知して風温をコントロールするという機能も搭載。
 綿密な開発設計により、温度ムラを抑えながら、髪に艶を与え、美しく、素早く乾かす。この革新的な技術進化は一体どこまで続くのか。今後の〈パナソニック〉の動向に注目し続けたい。

文/久保直子
くぼ・なおこ/ウェルネス&ビューティジャーナリスト。植物療法(フィトテラピー)をツールに、ココロカラダハダケアについて独自発信。

※この記事は、No. 109 2023年1月号「&Beauty」に掲載されたものです。