ディズニー/ピクサーが贈る「カーズ」シリーズの最新作『カーズ/クロスロード』は、2017年7月15日に公開を迎える。同作の主人公である天才レーサー“マックィーン”は、真っ赤なボディに黄色い稲妻が描かれたリアルなデザインが魅力の一つだ。実はそのデザインには、スタジオジブリの名作『紅の豚』が影響を与えているのだという。

1992年に公開された『紅の豚』は宮崎駿が監督を務め、1920年代のイタリア・アドリア海を舞台に飛行艇乗りたちのドラマを描いた感動の物語である。深紅の飛行艇を操る豚の姿をした主人公・ポルコと、凄腕のアメリカ人パイロット・カーチスによる大空で繰り広げられる“男のプライドを掛けた戦い”は、多くの大人たちの胸を熱くさせる。そんなドラマをさらに盛り上げ、観る人の心を掴むのが飛行艇のリアルなデザインだ。
そしてこの飛行艇のデザインに魅了されたのが、『カーズ/クロスロード』のプロダクション・デザイナーを務め、マックィーンのビジュアルを生み出した張本人でもあるジェイ・シャスターなのである。

彼はかつてルーカスフィルムに所属し、『スターウォーズ エピソード1/ファントムメナス』や『スターウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』に登場するさまざまな乗り物をデザインした経歴を持つ。
その後シリーズ一作目の『カーズ』をきっかけにピクサーへ加入し、そこでキャラクター・デザインを手掛けたシャスターは「僕は宮崎駿監督の映画が大好きで、特に『紅の豚』に影響を受けたんだ。それは僕自身が、飛行機などのメカニカルなことに興味があったからだよ。あの映画の中で、飛行機をキャラクターとして扱ったことも大好きなんだ」と語っており、マックィーンのリアルなデザインの参考にしたことを明かしている。

シャスターはさらに、影響を受けたもう一つの日本文化として日本の“カー・デザイン”についても挙げている。実はカー・デザイナーの父を持つという彼は「僕は日本のデザインを賞賛される環境で育ったんだ。だから、車や製品における日本の工業デザインがいかに素晴らしいかを知っていたよ」と述べており、自身のデザイナーとしての原点も日本にあったということを打ち明けている。

そんな“日本の文化”の多大な影響によって誕生したマックィーンが、新作では「夢の続きか、それとも新たな道か?」という“人生の岐路”(クロスロード)に立たされる。そのきっかけとなる大クラッシュが起こるレースシーンは細部までリアリティが追及され、実写と見間違えてしまうほどの出来栄えだ。
マックィーンの“最後の決断”に心を打たれる、シリーズ史上最も泣ける“大人「カーズ」”がこの夏やってくる。

『カーズ/クロスロード』
7月15日(土)公開
配給: ウォルト・ディズニー・ジャパン

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