『美少女戦士セーラームーンR』をはじめ『少女革命ウテナ』、『輪るピングドラム』、『ユリ熊嵐』などで知られるアニメ監督・幾原邦彦氏を特集した「ユリイカ」の2017年9月臨時増刊号が、8月9日に青土社より刊行される。

幾原氏は1964年生まれ。京都造形芸術大学を卒業後、1986年に東映動画(現:東映アニメーション)に入社しキャリアをスタートさせた。『美少女戦士セーラームーン』には演出として参加し、続く『美少女戦士セーラームーンR』、『美少女戦士セーラームーンS』、『美少女戦士セーラームーンSuperS』ではシリーズディレクターを担当している。
1996年の東映動画退社後は「ビーパパス」を結成し、監督として『少女革命ウテナ』を発表。同作はアニメーション神戸97'(第2回アニメーション神戸)において作品賞・テレビ部門を受賞し、幾原氏自身も神戸賞に輝いた。以降TVアニメでは「イクニチャウダー」の原作で『輪るピングドラム』、「イクニゴマモナカ」の原作で『ユリ熊嵐』とオリジナルアニメ2タイトルで監督を務めているほか、『のだめカンタービレ』や『青い花』、『ココロコネクト』、『BROTHERS CONFLICT』、『ノルン+ノネット』といった作品で絵コンテや演出を手掛けている。

このたび刊行される「ユリイカ」は、そんな幾原氏の全貌に迫る総特集となる。対談「獣に薔薇を捧ぐ」は幾原氏と『同級生』の中村明日美子によるものとなっているほか、「わが魂を象るもの」と題したインタビューには『Fate/stay night』の奈須きのこが登場。「世界を革命する者」、「イクニ・クロニクル」、「未来へ誓う愛」、「運命の至る場所」、「私たちの望むことは」といった括りで様々な書き手による原稿も掲載されている。

またカラー口絵には『少女革命ウテナ』に携わったさいとうちほを筆頭に中村明日美子、星野リリィ、森島明子らが参加。『ハヤテのごとく!』の畑健二郎ほかワダアルコ、いとう、大童澄瞳、道満晴明らによるオマージュイラストも紙面を飾っているなど、豪華な面々が名を連ねる書籍となった。ファンにはたまらない特集号となりそうだ。

「ユリイカ」2017年9月臨時増刊号 総特集=幾原邦彦
発売日: 2017年8月9日
定価: 本体1600円+税