年の瀬も押し詰まるなか、間もなくクリスマスがやってこようとしています。「一人でのんびりと」という人もいれば、「大切なあの人と」という人も多いのではないでしょうか。今回、クリスマスに合わせた恋愛アニメ特集として、恋愛要素を備えつつもそれだけでは終わらない5作品をピックアップ。波乱の展開で“愛が試される”タイトルをご紹介します。

・『君が望む永遠』
(C)age /「君が望む永遠」製作委員会
白陵大付属柊学園に通う主人公・鳴海孝之は、仲の良い平慎二や速瀬水月とともにダラダラとした日々を過ごす3年生。ある日その輪に、水月の親友だという内気な同級生・涼宮遙が加わった。その数日後、孝之は遙に告白され、流されるままに交際を始めることになる。はじめは上手くいかなかった2人の関係は、水月のサポートもあり順調な兆しを見せるが……。
原作は2001年にアージュより発売された恋愛アドベンチャーゲーム。従来の同ジャンルでは禁じ手とされていたドロドロの三角関係が、“鬱”と“泣き”のドラマに巧妙に織り込まれている。監督は『シュヴァルツェスマーケン』の渡邊哲哉、キャストは谷山紀章(鳴海孝之役)、栗林みな実(涼宮遙役)、石橋朋子(速瀬水月役)ら。

・『最終兵器彼女』
(C)高橋しん/小学館・東映ビデオ・東北新社・中部日本放送
北海道のとある小さな街。高校3年生のシュウジは内気な同級生・ちせに告白され、晴れて交際をスタートさせることになった。2人は交換日記のやり取りなどを通じて、ぎこちないながらも少しずつ愛を深めていく。そんな取り留めのない日々を過ごしていたある日、彼らの街を謎の「敵」が襲う。戦火から逃げるシュウジが見たのは、巨大な武器と鋼鉄の羽根をそなえ「最終兵器」と化したちせの姿だった……。
原作は高橋しんが「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)に連載していたマンガ作品。「この星で一番最後のラブストーリー」をキャッチコピーに、過酷な状況で揺れ動く少年少女の感情が生々しく描き出される。監督は『ヤング ブラック・ジャック』の加瀬充子、キャストは石母田史朗(シュウジ役)、折笠富美子(ちせ役)ら。

・『School Days』
(C)STACK・School Days製作委員会 2007
榊野学園高等学校へ通う伊藤誠は、毎日同じ通学電車に乗る隣のクラスの少女・桂言葉のことが以前から気になっている。ばかばかしいと思いながらも、「好きな相手を携帯電話の待ち受け画面にして、3週間隠し通したら想いが叶う」というおまじないを実行していた誠。しかし隣の席の西園寺世界に見られてしまったことで、淡い期待ははかなく散ってしまった。世界はそのお詫びにと、誠と言葉の仲を取り持ちはじめる……。
原作はオーバーフローが2005年に発売した美少女ゲーム。優柔不断で流されやすい誠の身勝手な行動によって、2人のヒロインを中心とした青春恋愛ストーリーが、凄惨な愛憎劇へと変貌していく。監督は『あかね色に染まる坂』や『デート・ア・ライブ』シリーズの元永慶太郎、キャストは平川大輔(伊藤誠役)、河原木志穂(西園寺世界役)、岡嶋妙(桂言葉役)ら。

・『秒速5センチメートル』
(C)Makoto Shinkai / CoMix Wave Films
東京の小学校に通う遠野貴樹と篠原明里は、幼いながらも“特別な想い”を抱き合う関係。しかし卒業と同時に明里が転校してしまい、2人は離ればなれになってしまった。だが貴樹が中学校に入学した夏のある日、栃木にいる明里から手紙が届く。それをきっかけに文通を重ねていた2人だったが、今度は貴樹が鹿児島へと転校することに。「もう二度と会えなくなるかもしれない」。貴樹は意を決し、大雪のなか電車で明里のもとに向かう……。
『君の名は。』の新海誠監督が2007年に発表した劇場アニメ作品。山崎まさよしが歌う「One more time, One more chance」に乗せて、“桜の花びらが舞い落ちる速度”で流れていく、彼らの魂の彷徨を描き出す。キャストは水橋研二(遠野貴樹役)、近藤好美(篠原明里役・第1話)、尾上綾華(篠原明里役・第3話)ら。

・『WHITE ALBUM』
(C)PROJECT W.A
バブル前夜の1986年。夕凪大学の2年生・藤井冬弥は、同じ大学に通う新人アイドル・森川由綺と交際している。多忙な由綺と会っても短い会話を交わす程度の冬弥に、大学の先輩・澤倉美咲は「今よりもっと会えなくなる」ことを忠告するが、彼はそれを深く受け止める様子はない。
そして友人の紹介から喫茶店「エコーズ」でのバイトを始める冬弥。「エコーズ」には後日、事務所の先輩トップアイドル・緒方理奈とともに由綺が来店する。由綺は仕事のため先に店を抜けるが、残った理奈は冬弥に「電話番号 おしえて」のメッセージを手渡し……。
原作は1998年にリーフから発売された恋愛シミュレーションゲーム。物語の開始当初から恋人がいる主人公だけに、必然的に“浮気”要素を含んだ恋愛関係が紡がれていく。監督は吉村明(前半)と吉田泰三(後半)、キャストは前野智昭(藤井冬弥役)、平野綾(森川由綺役)、水樹奈々(緒方理奈役)ら。