2020年ももう間もなく終わります。

今年は新型コロナウイルス感染症の影響により放送延期や、イベントの中止などアニメ業界にとっても波乱が起きた年でもありました。そんな中でも、かつて放送された名作の再放送なども行われ、新しい作品の魅力だけでなく、過去作品の魅力も再発見できたのでは…。

そこでアニメ!アニメ!では、2020年を振り返り「これがオレの1番○○なアニメだったな」と思う作品をピックアップ! 編集部が選ぶイチオシの作品を連載形式で紹介していきます。

『魔法科高校の劣等生』
今回選んだ『魔法科高校の劣等生』は、私にとって“2020年1番仕事のお供だったアニメ”です。2020年は新型コロナウイルス感染症により、編集部でもテレワークが実施されていました。そんな中、どうして本作が“仕事のお供”になってくれたのか? その理由は、主人公・司波達也(私はお兄様と呼んでいます)や個性豊かなキャラクターたちの<魅力や強さ>にありました……。
下記では、ストーリーや私的“オススメポイント”を書いています。読者様の年末年始の暇つぶしになれば幸いです。

概要・ストーリー

『魔法科高校の劣等生』は、2014年に2クールに渡ってTVアニメが放送。原作は、著者・佐島勤さん、イラスト・石田可奈さんによるライトノベルです。シリーズの累計発行部数は1,500万部を突破し、2020年10月には、アメリカからやってきた交換留学生・リーナが登場する第2期『魔法科高校の劣等生 来訪者編』が放送されました。



本作は、魔法が伝説や御伽噺の産物ではなく、現実の技術となり一世紀が経とうとしている日本が物語の舞台です。東京にある国立魔法大学付属第一高校―通称「魔法科高校」は、成績が優秀な「一科生」と、その一科生の補欠『二科生』で構成され、彼らはそれぞれ“花冠(ブルーム)”、“雑草(ウィード)”と呼ばれていました。そんな魔法科高校に、一組の血の繋がった兄妹が入学します。兄・司波達也は、ある欠陥を抱える劣等生(ウィード)。妹・司波深雪は、全てが完全無欠な優等生(ブルーム)。二人がこのエリート校の門をくぐったときから、平穏だった学びの園で波乱の日々が幕を開けます。

司波兄妹を演じるのは、中村悠一さんと早見沙織さん。そのほか、内山夕実さん、寺島拓篤さん、佐藤聡美さん、田丸篤志さん、雨宮天さん、巽悠衣子さん、花澤香菜さん、井上麻里奈さん、諏訪部順一さんらが出演しています。

また、第1期第1クールのOPは「NHK紅白歌合戦」に2年連続出演するLiSAさんが担当した「Rising Hope」、第2クールOPはGARNiDELiAによる「grilletto」。EDはELISAさんの「ミレナリオ」、そして安田レイさんの「Mirror」と主題歌も人気が高い作品です。

オススメポイント
“さすがはお兄様です”
作中に登場するこの司波深雪の言葉に本作の魅力が詰まっていると思います。お兄様こと司波達也は、「魔法科高校」内では劣等生の立場ですが、実際は筆記試験で学年1位を誇る頭脳があり、軍人として実戦経験も豊富な人物でした。


物語では、「国立魔法大学付属第一高校」や司波兄妹に対し、様々な事件が起こります。
その中でも冷静に状況を確認する姿は、私に、ほんの少しの不安と共に“お兄様ならこんな困難もなんとかしちゃうな”という絶対的な安心感を与えてくれました。視聴者を絶望的な気持ちにさせない“ハラハラ感のなさ”が、仕事のお供にピッタリだったのかもしれないです。

また、司波兄妹を取り巻く個性豊かなキャラクターも魅力のひとつ。中でも「吉田幹比古」について紹介します。
吉田幹比古は、お兄様と同じクラスに所属する二科生の生徒。精霊をあやつる「古式魔法」の使い手です。右目下にある泣きぼくろがチャームポイントで、少し神経質そうな外見をしています。声は『たまこまーけっと』大路もち蔵役や『A3!』月岡紬役で知られる田丸篤志さんが演じられています。


彼の初登場エピソードは、第8話「九校戦編I」。私は、お兄様が“最強主人公キャラ”ならば、幹比古は“王道主人公”だと思っています。お兄様と出会った当初、あるアクシデントにより魔法がうまく使えない状態に。そしてこの出会いが幹比古のスランプを脱出するきっかけでもありました。
「九校戦編」は、幹比古の自信なさげな姿や照れた表情など様々な一面が堪能できます。なかでも九校戦ラストバトルでの奮闘は、思わず“あー好き!!!”と思ってしまうほど、普段の少しヘタレな姿とは違うキリッとしたギャップが楽しめます。

その後の「横浜騒乱編」ではクラスメイトであり友人の柴田美月とのムズムズすぎる恋模様や、すっかりスランプを脱出して魔法を繰り出す力強い姿をみることができます。

2020年“仕事のお供”として大活躍した『魔法科高校の劣等生』。皆様の今後のお供として楽しんでいただけたら嬉しいです。本作は、現在dアニメストアやHulu、ABEMAなどにて配信中なのでぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

(C)2013 佐島 勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/魔法科高校製作委員会
(C)2019 佐島 勤/KADOKAWA/魔法科高校2製作委員会