新しい未来のテレビ「ABEMA」(アベマ)のアニメCHで配信中の業界初のオリジナル声優レギュラー番組「声優と夜あそび」が2021年4月2日に4周年を迎えた。



アニメ!アニメ!では4周年記念、そして新シーズン開始企画として各曜日の担当MC声優陣にインタビューを実施。「声優と夜あそび」と歩んだ道のりや4年目の意気込みを訊いた。


今回は、月に一度の不定期配信となる新たな番組「WEEKEND」のMCを担当する森久保祥太郎さんにインタビュー。アーティストとしてCDデビュー20周年も迎える森久保さんが語る「声優と夜あそび」のテンポとは。そして相方である仲村宗悟さんとどのような”セッション”を奏でるのか。話を訊いた。
[取材・文=森 元行 撮影=Fujita Ayumi]

――「声優と夜あそび2021」MC継続の話を受けてどのようなご感想を持たれましたか?

森久保:引き続きMCを担当できるのは、素直に嬉しいです。今回は「WEEKEND」という月に一度の配信になり、スピンオフ番組の立ち位置になりました。相方も気の知れた宗悟(仲村宗悟さん)なのでありがたいです。平日に配信している番組とは違う”WEEKENDならでは”の内容をお届けできそうで楽しみです。

――前シーズンの「声優と夜あそび2020」では、関智一さんと金曜日を担当されていました。振り返っていかがですか?

森久保:「声優と夜あそび」参加時に、相方の関さんには「途中、ご迷惑をおかけするかもしれません」と伝えていたんです。というのも、当初はライブツアーやイベントで週末に地方にあちこち飛び回るかもしれず、フル参加はできないかもしれないと。番組側にも事前にご了承いただいた上でオファーを受けました。

ですが、このご時世もありライブツアーなども実施しなかったので、結果として欠席は一度だけに抑えられてよかったですね。

――コロナ禍で生活様式がガラッと変化しましたが、番組やファンにとっても影響が大きかったですか?

森久保:夜に外出できない状況下の一年だったから、月曜から金曜まで毎日配信している「声優と夜あそび」は、「笑っていいとも!」のように習慣化されて視聴をしてもらえた気がします。

最初は「火曜日の下野くん(下野紘)が観たい」や「水曜日の上坂さん(上坂すみれ)が観たい」とみなさんの目当ての曜日があったと思うのですが、徐々に他の曜日も気になって、気付けば毎日22時にABEMAで「声優と夜あそび」を観ている。そんなファンの方が多かったのではないでしょうか。

――今までは毎週金曜の22時に生放送されていましたが、新シーズンからは月一回になって、ルーティーンが変わってきそうですね。

森久保:これまで金曜日は19時まで千葉で3時間生放送の仕事があり、その配信を終えてから、東京に戻って「声優と夜あそび」に出演するのがルーティーンでした。最初オファーをもらったときは、「しんどいかな」と思ったのですが、コロナ禍で金曜日の夜はとくに飲みに行けるわけでもないので、「もうひと仕事できる!」とやりがいに感じていました。収録だとしんどかったかもしれませんが、生配信から生配信なのでテンションを維持したまやれる。
そのぶん、金曜日の夜はテンションがあがってなかなか寝られず、ABEMAの配信後に帰宅すると、お風呂に入って一杯飲みながらその日のアーカイブを見て“ひとり反省会”をするのが習慣になっていました。

新シーズンでは、月一回ということで、千葉の生放送の後に何も仕事をしないで家に帰る週があるのは、最初は慣れないかもしれません。
「帰っていいの?」とすごく変な感じがしそうです。



―― その中でも印象に残っている回はありますか。

森久保:「LOVOT/らぼっと」は記憶に残っています。智一さんが溺愛している姿を見て、ああいう一面を持っているんだな、と人間臭さを感じられて印象的でした。
あとは金曜恒例となった、知らない曲をノリだけで全力で歌う「全力!なんとなくカラオケ!」。いつか怒られるのかな……と思いながらやってたんですけど、あの形が許されちゃうんだ、と味わい深かったです。

ほかには、僕がライブで使用した、カメラを仕込んだマネキン「シンディ」を持ってきた回。ライブ時はとても好評で、「斬新な演出だ!」と褒めてもらったのですが、「声優と夜あそび」で紹介したら、ズタボロにいじられて(苦笑)。ライブで「シンディ」が出てくるとファンの皆さまに笑われてしまうようなイメージがついてしまいました。



ゲストの皆さんもバラエティに富んでいて、若い子から水木一郎さんのような大御所の方まで多彩な人にきてくれたのが印象的でした。
最後の方は「ヴァイオリンの先生」をしている一般の方にも出演してもらうようになって。あの素晴らしいキャラクターを発見したのは金曜日の財産です。2021年にも引き継いでほしい。なんなら「WEEKEND」で引き取りたいです。



――スタッフ側も攻めた企画をしようとチャレンジ精神にあふれている印象です。

森久保:企画はいつも斬新で、凄いです。ただ、仕掛けや小道具がいつもズタボロで(笑)。凝った仕掛けや小道具を作ってくれるのですが、必ずといっていいほど、本番中に壊れるなどうまくいかないことが多くあるし、無駄に大きいものを作りたがるんです。そういった大味なところも、ある意味金曜日の醍醐味だったのかもしれません。

――「声優と夜あそび2021」でやってみたい企画はありますか?

森久保:宗悟も僕も音楽をやっていて、自分で曲も作っているタイプなので、音楽系の企画はやりたいです。例えば、ゲストでアーティストさんに来て頂いて、突っ込んだ音楽の話もしたい。
バラエティチックな企画もやりたいですし、あとはこれまで他の曜日でも名物企画が数々誕生してきたので、金曜日で再検証してみる、みたいな企画もいいですね。



――「WEEKEND」をどのような番組にしたいですか? しっとりめにしたいのか、ちょっとおもしろい方に寄せたいのか、など。

森久保:しっとりにはならないと思います(笑)。別番組で僕がメインMCで宗悟がアシスタントをしてくれたことがあって、気持ちいいくらいポンポン回ったんですよね。
相性が良いいみたいなので、テンポのいい番組になると思います。

――他の曜日で遊びに行ってみたい曜日はありますか?

森久保:「声優と夜あそび2020」で他の曜日にたくさん遊びに行かせてもらったのですが、「他の曜日に出すぎだな」と少し思ってて、当分はいいかな……。ただ、新しい組み合わせになったところは行ってみたいです。火曜日もVTRでしか遊びに行けていないので、生放送に遊びに行きたいです。

――「夜あそび」がモチーフの番組ですが、逆に、朝のルーティーンはありますか?

森久保:朝はルーティーンを決めています。起きた後に、お湯を沸かして白湯を飲んでいます。僕、やることを決めて、その通りにやるのが好きなんです。
「前の食事から決まった時間を空けて食べる」ことを習慣にしていて、タイミングによっては朝ごはんを抜くときもあるのですが、白湯を飲みながらニュースをチェックするのは毎朝必ずしています。

――食事コントロールをしているのですね。

森久保:内臓にいいと聞いたので、食事をしてから16時間は空けます。プチ断食のイメージです。他の食事制限もいろいろとチャレンジしたのですが、この方法が一番楽です。栄養バランスを気にしながら食べるのは大変ですし、会食などもあるので。時間で区切る形であれば食べる内容は気にしなくていいので、一番合っています。



――仲村さんに「これだけは伝えたいこと」はありますか?

森久保:すごく器用な子なので、ちゃんと「ここはそっち行かなくていい」というシーンですごいボケかましてくるんですよね。めっちゃおもしろいんですよ。かと思えば、きっちりと真面目に仕上げることもできる。「WEEKEND」はどっちで来るのかな。うーん……「どっちでいく?」と訊きたいです。

以前、僕と浪川大輔がやってるラジオ番組にゲストで来てもらった時は「番組を回すのはこっちがやるから好きに動いて」と伝えたところ、縦横無尽にやってくれたのがものすごくおもしろくて。
一方で、僕自身は「あなたがそっちに行くなら、僕はこっちに行きますね」と相手に合わせて決めるタイプ、なのでお見合いしないように2人でどうするか、事前に話し合いたいですね。最初にその日はどちらがが回すか決めて、お互いの攻守も毎回入れ替えたいです。

――森久保さんご自身が今年やりたいことは何ですか?

森久保:アドナインス(森久保さんが代表取締役を務める事務所)発信でオンラインコンテンツを作って、次世代の人材に出会える機会を作りたいです。

またアーティストデビュー20周年なので、観客を呼んでライブをやりたいです。やっぱり皆の目の前で歌いたい、それが一番かな。
この間、EXILEさんの東京ドーム公演のライブビューイングを観に行って、すごく刺激を受けたんです。それまでは、感染予防対策のためお客さんが声を出せないのは辛いんじゃないかなと思っていたんです。とくに僕の場合、ロックライブなので、会場を騒がすためにやっているところもある。でも、こちら側が工夫をすれば、十分楽しんでもらえるんだな、というヒントがあったんです。なので、ライブを工夫しながらやっていきたいです。

――最後に、ファンの皆さまへメッセージをお願いします。

森久保:仲村宗悟くんと2人で月一回の生放送、「WEEKEND」を担当します。月一回ということで、濃い内容をお届けしていきたいです。「声優と夜あそび2021」の平日と「繋(コネクト)」はもちろん、「WEEKEND」もぜひ楽しみにしてください。