日本のアニメ業界を舞台に、最も成功したアニメの称号=「ハケン(覇権)」を手にすべく奮闘する者たちの姿を描いた辻村深月の小説を原作とする映画『ハケンアニメ!』が、2022年5月20日より全国公開を迎える。

吉岡里帆演じる新人アニメ監督の斎藤瞳と、中村倫也演じる天才監督・王子千晴が、それぞれの作品に全身全霊をかけて「ハケン(覇権)」争いに挑む本作。豪華キャストが集結する中で、本作で女優デビューを果たす声優・高野麻里佳も注目のひとりだ。

自身と同様の“声優”役として新境地に挑んだ高野が演じる「郡野葵(むれの・あおい)」とは、一体どんなキャラクターなのだろうか。そして、本作で新境地に挑む高野にまつわる必見ポイントとは。この記事で紹介する。

■アイドル声優“群野葵”というキャラクターは?
瞳と王子がアニメ業界の頂点「ハケン(覇権)」の称号をかけ展開する“胸アツ”なバトルが大きな見どころとなる本作だが、そんな物語の鍵を握ることになるのが、高野演じるアイドル声優の群野葵だ。
瞳が監督デビューを果たす『サバク』こと『サウンドバック 奏の石』で、葵は主人公・トワコ役を務めることとなる。彼女と瞳の関係性の変化が、「ハケン(覇権)」争いの行く末を大きく左右するのだ。

葵がトワコ役に抜擢されたのは、作品をヒットさせることを第一に考えているクセ者敏腕プロデューサー・行城理(柄本佑)の采配によるもの。キュートなルックスやアイドル的人気を理由にした起用だが、背水の陣で監督デビューを果たした瞳とはなかなか折り合いがつかず、時には涙を見せて現場を混乱させてしまう。

葵はそれでも作品や演じるキャラクターと向き合い続けることで、次第に声優としても大きな成長を遂げていく。最初はぎこちない葵と瞳の関係性は、一作のアニメ制作を通じてどのように変わっていくのだろうか。

■高野麻里佳、オーディションではいきなり涙を流す実力を披露!
“アイドル声優”として葛藤を抱えながらも、次第に成長を遂げていく葵の微妙な変化を絶妙に演じきった高野麻里佳は、『ウマ娘 プリティーダービー』サイレンススズカ役や『デジモンアドベンチャー:』太刀川ミミ役など、話題作への出演が相次ぐ人気声優だ。声優ユニット・イヤホンズとしても活躍中で、2021年2月にはソロアーティストとしてもデビューを果たすなど、ますます活躍の場を広げている。

そんな高野が今回、プロの声優として劇中アニメの主人公・トワコ役の声を担当しただけでなく、女優として初めて映画に出演した。自身と同じ声優という役どころで人気俳優陣とも共演を果たし、体当たりの演技で新たな一面を披露している。

実写映画への出演は本作が初となる高野は、オーディションで瞳とやり合うシーンでいきなり涙を流す芝居を披露し、見事に制作陣の心を掴んだ。高野自身、アイドル的人気で主役に起用された若手声優・葵の悔しさやたくましさに感情移入することもあったといい、一人の役者として、葵を精一杯表現することを心がけたと語っている。

本作への出演には、より多くの人に自分の仕事や思いを理解してもらいたいという、高野の切実な願いがあったといい、撮影について「すごく楽しかったです!緊張ももちろんあったのですが、いつもテレビで見ている方々と共演させていただき、みなさんの演技やカメラワークなど映画の現場で触れることができて、感動することがいっぱいありました」とふり返る。

■「業界の大変さだったり、楽しさがあらためて伝わる作品」
また、アニメ業界を支える様々な業種の人々が登場することについては「声優がアニメに声を入れる前から動いてくださっている方がたくさんいらっしゃるんだなということを再認識しましたし、今は声優になりたいと思っている方も多いと聞くので、この作品を通して“声を入れる前のアニメの制作現場ってこういう感じなんだよ”というのが伝わったら嬉しいなと思いました。この業界の大変さだったり、楽しさがあらためて伝わる作品だと思います!」とコメント。
普段は表に出ない、業界の舞台裏を描く本作ならではの魅力に言及した。声優というポジションで業界を知る高野は、本作でどのような姿を見せてくれるのだろうか。

高野はさらに、超個性派バンド・ジェニーハイが手掛ける本作の主題歌「エクレール」にもゲスト・ヴォーカルとして参加している。高野らしい独特の甘いボイスが、ジェニーハイのポップで疾走感溢れるナンバーに彩りを添え、本編のアツい物語を最大級に盛り上げ締めくくった。

声優業に加え女優、さらにはヴォーカルまで、幅広く活躍する高野麻里佳の守備範囲の広さを実感できる映画としても、『ハケンアニメ!』に注目だ。

映画『ハケンアニメ!』は、5月20日より全国ロードショー。

映画『ハケンアニメ!』
■出演:吉岡里帆 中村倫也 工藤阿須加 小野花梨 高野麻里佳 六角精児 柄本 佑 尾野真千子
■原作:辻村深月「ハケンアニメ!」(マガジンハウス刊)
■監督:吉野耕平 ■脚本:政池洋佑
■音楽:池頼広
■主題歌:ジェニーハイ 「エクレール」(unBORDE/WARNER MUSIC JAPAN)
■制作プロダクション:東映東京撮影所
■配給:東映


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