『ルパン三世』シリーズの銭形警部役や『新世紀エヴァンゲリオン』加持リョウジ役などで知られる声優の山寺宏一が、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で中世きっての名僧・慈円を演じることがわかった。NHK公式サイトに、出演に際してのコメントも掲載された。

山寺は『ルパン三世』シリーズの銭形警部役や『新世紀エヴァンゲリオン』加持リョウジ役のほかに、『それいけ!アンパンマン』におけるめいけんチーズ、カバオくん、ジャムおじさんの3役、『ドラゴンボール超』ビルス役などでも知られる声優だ。ドナルド・ダックなどディズニー作品の日本語版声優や、ジム・キャリーらが出演する洋画の吹き替えでも活躍しており、その幅広い声色の使い分けぶりから「七色の声を持つ男」と呼ばれている。

このたび、そんな山寺が第七次出演者のひとりとして名を連ねた『鎌倉殿の13人』は、劇作家の三谷幸喜が脚本を務める大河エンターテインメント。平家隆盛の世を舞台に、流罪人・源頼朝と北条政子の結婚をきっかけに動き始める運命を描く。これが大河ドラマ初出演となる山寺が演じる慈円は、後鳥羽上皇に仕える中世きっての名僧という役どころだ。

同作にはこれまで、木村昴が後白河法皇の第三皇子・以仁王役、平田広明が平家方の常陸の武士・佐竹義政役、緒方賢一が北条時政が建立した願成就院の住職として出演。さらに6月8日には、関智一が後鳥羽上皇のため策をめぐらせる朝廷の実力者・土御門通親役を演じることが発表されるなど声優の出演が相次いでおり、ここに山寺も加わることになった。

山寺は慈円役での出演に「まさか、まさかのオファーに震え上がりました! 山寺という苗字であること、小学生のころのあだ名が「和尚さん」だったことに感謝です。(関係ないですか?)仏教界で地位を築き、政界にも影響を及ぼし、さらに自らの心の内を詠み、数多くの名歌を残した慈円。知れば知るほど魅力的な人物だと感じています」とコメント。

「天下泰平を祈り公武両立を理想としたといわれている慈円が、このドラマでどのような役割を担うのか。心して挑みたいと思います。三谷さんからは『威厳9割、いかがわしさ1割なイメージで』というアドバイスが。逆にならないよう気をつけます!」と意気込む。

『鎌倉殿の13人』は、NHKにて放送中。

6月12日20時より放送の第23話「狩りと獲物」では、嫡男・万寿(金子大地)の披露目の場とするため、御家人を集めて富士の裾野で巻狩を行うことを決めた源頼朝(大泉洋)。工藤祐経(坪倉由幸)が賞賛する中、頼朝を憎む曽我十郎(田邊和也)・五郎(田中俊介)兄弟らが謀反を計画。

梶原景時(中村獅童)から企みを知らされた義時(小栗旬)は、急ぎ五郎の烏帽子親である父・北条時政(坂東彌十郎)のもとへと向かう。不穏な気配が漂う巻狩には、義時の愛息・金剛(坂口健太郎)も……。