エンドロールの余韻に浸りながら「このキャスト陣が演じてくれて本当によかった」と素直に思う。

春場ねぎによる『五等分の花嫁』(講談社「週刊少年マガジン」連載)は、2018年8月にTVアニメ化が発表され、同年10月にメインキャストである6名が解禁。数多くの人気作に出演する豪華声優陣の起用が話題を呼び、2019年1月から始まったTVアニメ第1期放送を皮切りに大ヒット作となった。

そこから約2年の時を経て、2021年1月からはTVアニメ第2期『五等分の花嫁∬』の放送がスタートし、主人公・上杉風太郎と五つ子ヒロインの恋の進展が描かれた。そして、5月20日より公開中の映画『五等分の花嫁』では、いよいよ“未来の花嫁”が明らかとなる。

アニメ!アニメ!では、映画『五等分の花嫁』の公開を記念し、上杉風太郎役の松岡禎丞さん、中野一花役の花澤香菜さん、中野二乃役の竹達彩奈さん、中野三玖役の伊藤美来さん、中野四葉役の佐倉綾音さん、中野五月役の水瀬いのりさんによる座談会インタビューを実施。完結編となる映画でも描かれる「卒業」と「未来」をテーマに、本作にまつわる思い出や、多くの時間をともに過ごしてきたキャラクターたちへ今伝えたいメッセージを聴いた。

[取材・文:吉野庫之介 撮影:小原聡太]



※映画の内容に関するネタバレを多く含みます。読み進める際にはご注意ください。

キャスト陣が振り返る『五等分の花嫁』エピソード

――TVアニメ『五等分の花嫁』を振り返ってとくに印象深いエピソードを教えてください。

松岡:風太郎としては五つ子ひとりひとりとの仲を育んでいったエピソードのすべてが印象深いのですが、そのなかでも2期第8話ラストの“鐘の前でのキスシーン”がとくに思い出に残っています。5人が五月の見た目をしていたなか、いったい誰が風太郎にキスをしたのか気になって仕方がなかったですね。





花澤:私は1期第5話でオーディションを受ける一花の背中を風太郎くんが押してくれたシーンが印象に残っています。そこから彼女のなかで風太郎くんに対する想いが変化していき、みんなの恋を応援していた立場から、自分も彼に恋をしていることに気がついて。2期のストーリーではその気持ちが暴走してしまうこともあったのですが、映画ではそこから吹っ切れた一花になれたんだなと感じました。





竹達:二乃は風太郎が扮するキンタローくんを家に招いたことをきっかけに彼女の恋する姿がだんだんと見えてきて、最終的には2期第7話でバイクで迎えに来てくれた風太郎に「好きよ」と告白をして。そのシーンはとくに印象深いですし、「上杉」と呼んでいたところから、急に「フー君」と呼び始めた温度差にも驚いて(笑)。好きな人の前で見せる二乃の可愛い女の子の部分にキュンとしました。





伊藤:私も松岡さんと同じく2期第8話のエピソードなのですが、五つ子を見分けるコツをたずねた風太郎におじいちゃんが言った「愛があれば見分けられる」というセリフがとくに印象に残っていて、それが今回の映画の“五つ子ゲーム”の鍵にもなっているんです。あと三玖としては、他の姉妹に扮するシーンも多かったのでみなさんの特徴を真似して演じるのを頑張りました(笑)。





佐倉:私は2期第10話の風太郎と四葉がお出かけをするシーンがとくに印象深いです。姉妹にまつわるスポットばかりを巡るうちに、自分自身の欲望と行動を結びつけられない彼女の姿が浮き彫りになっていって、それを風太郎に指摘されたとき「私の欲しいものはなんでしょうか?」と困ったように笑う四葉を見て、いつも誰かのために動く“良い子”の彼女に感じていた違和感が少しだけ解けた瞬間でした。





水瀬:五月は序盤のころ風太郎とよく衝突していて、お互いが反発しあうからこそのすれ違いも多かったのですが、彼のことを認めてからは良き理解者として接するようになって。とくに2期第2話で風太郎が作ってきた問題集のプリントを二乃が破ったシーンで、五月が「彼に謝罪を」と要求するセリフは、これまで一緒の時間を過ごしてきた姉妹の関係を飛び越え、風太郎への“信頼”を選択するという成長した彼女が垣間見えたシーンだったと思います。





――思い出に残っているキャスト同士のエピソードはありますか?

水瀬:1期のころはみんなでアフレコができていたので、先ほど美来ちゃんもあげていた姉妹の成り代わりの演技をご本人に聴かれるというプレッシャーがありました。五月は1期第12話で一花に扮して風太郎と会話するシーンがあって、後ろに香菜さんがいらっしゃるなか「もうちょっと一花に寄せてもらう感じで」というディレクションをいただいたんですけど、次に出す声が“私の思う最大限の香菜さん”だと思われるのがすごく恥ずかしくて(笑)。

花澤:姉妹の成り代わりに関してはみんなジャッジが厳しかったよね(笑)。私はイベントでの思い出が印象深いです。朗読劇でもアドリブを入れたりと遊びの要素がふんだんに盛り込まれていて楽しかったなと。あと、五等分の現場ではみんなよくお菓子を食べていたよね。

竹達:毎回アフレコ現場に差し入れがあったんですけど、それを食べるタイミングがみんな違って。すぐに食べる子もいれば、休憩時間までとっておく子、帰り間際に急いで食べる子、持って帰る子とそれぞれに個性があって、本当に五つ子みたいで可愛いなって思っていました。

――松岡さんは現場でどのように過ごされていたんですか?

松岡:僕はどの現場でも主役を演じるときは自分のことに手一杯になってしまうので、ほかのキャストの方とほとんど喋らないんですよ。

竹達:松岡くんは休憩中にスッといなくなって、スタッフさんが「始めまーす!」って声をかけたときに「松岡さんいませーん!」となるのが現場でのお決まりのパターンなんです(笑)。

伊藤:2期のアフレコはご時世的に少人数での収録だったのですが、私と竹達さんで松岡さんのお誕生日のお祝いをしましたよね。

竹達:ディレクターさんが収録が終わった松岡くんを不自然に呼び止めて、ふたりで特典物の台本を読むふりをして、いきなり「おめでとう!」って。すごく下手なサプライズだったよね(笑)。

松岡:ありましたね。そんな収録あったかな?と思いながら聴いていたら、いきなりサプライズが始まって。

佐倉:美来ちゃんへの誕生日サプライズもあったよね。アフレコが終わったあと、画面に「ハッピーバースデー美来!」って急に出てきて。

伊藤:松岡さんのときは風太郎のイラストとお祝いのメッセージだったから、私も三玖のイラストでお祝いしてもらえるのかな?と予想していたんですけど、出てきたのが私のアーティスト写真で驚きました(笑)。

佐倉:私はこの現場で松岡さんが話しかけてきてくれたことが嬉しかったです。同期なのにこれまで話す機会もあまりなかったので、驚きながらも話を続けようと頑張って、結果なにを話したのかは覚えてないんですけど。

松岡:僕もなにを話したのかはあまり覚えてないですね。

佐倉:今回(5月22日)の映画の舞台挨拶でも急にイジってくださって面白かったです(笑)。

花澤:なんか喧嘩みたいになっていたよね(笑)。

――映画ではいよいよ物語の結末が描かれますが、みなさんがそれぞれ演じたキャラクター目線から、どのようなポイントに注目してほしいですか?

松岡:2期の終わりから始まる映画のストーリーではみんなが前を向いた状態で、風太郎も五つ子との今後について覚悟を決めようとするのですが、一時だけある種の“逃げ”に入るシーンがあって。個人的にはその選択はないだろうと感じた部分ではあったんですけど、あれは「このままの関係性でいてほしい」という彼の願いでもあって。あれだけ真っ直ぐな男だからこそ、そういう考えに至ったのだろうなと。

――そこから覚悟を決めるまで、一花との自販機でのエピソードや、前田・武田とのやり取りも風太郎にとって自分の気持ちと向き合う大きなきっかけとなりました。

松岡:「一体彼女たちの誰から見分けられるようになったんだい?」という武田の問い掛けから答えを得たように、風太郎はなんだかんだでみんなに支えられてここまできたんですよ。五つ子たちの成長していく姿が描かれてきたなか、一番最後に風太郎の成長が垣間見えたなと思います。

――そして結婚式での“五つ子ゲーム”のシーンでは、これまで積み上げてきた彼女たちに対する風太郎の想いのあたたかさを感じました。

松岡:彼女たちとはこれから身内の関係になるわけですが、そのなかでの線引きをすると同時に「今後もお前なら大丈夫だから、ちゃんと自分を信じてやっていけよ」というメッセージをひとりひとりに言っていくあのシーンは、原作や台本を読んでいるときも“卒業式”みたいだなと思いました。



――映画の一花は2期の物語を経たことで“お姉ちゃん”としての姿に戻れたのかなと感じました。

花澤:2期での苦しい葛藤を乗り越えて、みんなとこれからどのように関わっていくのかが見えて気持ちが楽になったこともあり、映画ではシャキッとしたいつもの一花が戻ってきたなと。先ほど松岡くんが言っていた風太郎くんが少し優柔不断になってしまうシーンで、彼の背中を押してあげられるくらい強くなった一花を見ることができて「彼女はもう大丈夫だ」と思えて、演じていても嬉しかったです。



――二乃目線ではいかがでしょうか?

竹達:二乃と風太郎の関係に決着がつくという部分も見どころの一つなのですが、個人的には二乃とマルオさんの関係の変化も印象深くて映画の好きなポイントです。これまで何を考えているのかわからない父親(仮)くらいの距離感だったマルオさんに対して、学園祭の招待状を送ってドキドキしながら待っている二乃が、授業参観で親を待っている子供のようで。一度は「もういい!」と諦めかけていたところをまた風太郎に助けてもらい、一緒にホットケーキを食べることができて。もしも風太郎との出会いがなければマルオさんとはすれ違ったままの関係だったと思うので、二乃が彼を好きになった理由はそんなところにもあるのだと感じました。



――伊藤さんは映画をご覧になってどのように思われましたか?

伊藤:私はこの映画が“三玖の成長発表会”のように感じました。「自分は五つ子のなかで一番何もできない」と思っていた女の子が、風太郎との恋をきっかけに大きく変わっていき、映画では料理の道に進むことを決意したり、自分の気持ちを大胆に風太郎に伝えたりと行動で示せるようになって。「こんなに変わったよ、風太郎」という彼女のまっすぐな想いが伝わってくるようなシーンがたくさんあるので、みなさんにも「三玖、よく頑張ったね」という気持ちでご覧いただけたら嬉しいです。



――四葉に関しても今回語りたい部分がたくさんありますよね。

佐倉:そうですね。映画ではTVシリーズで明かされなかった“四葉の過去”が描かれているのですが、意外でもあり、彼女が彼女たる所以にもなっている部分だったので、それがある種の二面性に見えないように、かつ、四葉の良さであると感じていただけるように演じているので、ぜひ見ていただきたいです。

――小学生時代の京都旅行で風太郎と四葉がお参りをするシーンはTVアニメで京花優希さんが演じられていましたが、映画では佐倉さんが担当されていますよね。

佐倉:あのシーンで小学生の四葉として声を入れたのは初めてでした。映画の序盤でも幼少期のもちもちとした可愛らしい五つ子が登場しますが、完成した映画を見ていてもすごく楽しかったです。

――映画での風太郎への告白シーンでは、TVアニメ1期第8話で「好きだから」と伝えたときの構図と重なるものもあって。

佐倉:胸にくるものがありますよね。そんなこれまでの名シーンがフラッシュバックする映画にもなっているので、泣けるシーンがたくさんあると思います。



――五月は教師になるという夢に向かって進んでいきます。

水瀬:映画の五月はこれまで“自分らしさ”だと思っていたものが、実はお母さんの影響を受けていたものだったことが見えてきて、“本当の自分らしさとは何なのか?”ということと向き合っています。夢に向かって勉強に励んでいる学生の方や、なかなか思うようにいかず悩んでいる方にとっても、そんな五月の姿に共感いただけるものがあるのではないかと思うと同時に、これから大人になっていく彼女の片鱗を垣間見ていただけると思います。



もしも6人が同じ学校に通っていたら?

――もしもみなさんが同級生だったとしたら、どのような学校生活になっていたと思いますか?

花澤:放送部とかに入ってみんなで大会に出てみたいよね。

竹達:私、放送委員だった!

佐倉:声優である今のままで大会に出られるなら、いろんな賞レース荒らしができそう!

花澤:6人も声優がいるクラスってすごいね(笑)。

竹達:アベンジャーズみたい(笑)。

佐倉:そんなクラスだったら学校に行きたくなるよね。みんなにモーニングコールしてほしい!

伊藤:学校行くよー!って(笑)。

――松岡さんは想像できますか?

松岡:僕は、そうですね〜…文化祭のときはワイワイやって、目的を達成したらすぐに切り上げるような感じになるかなと。

花澤:風太郎くんみたい(笑)。文化祭は楽しそうですね。

伊藤:出し物はどうします?

佐倉:生アフレコとか、朗読劇みたいな?

花澤:それはいつもの仕事!(笑)

伊藤:でもみんなでできたら楽しそうですね。

佐倉:あと映画に出てきたたこ焼きとかパンケーキも美味しそうだったなあ…。

伊藤:あんなに上手にできるかな?

竹達:二乃みたいに料理が得意な人がいればいいけど、自信はないかも(笑)。

――食べ物系だと、花澤さんはパン好きだったり、竹達さんはお肉好きだったりと担当分けができそうですね。

佐倉:私は炭水化物が好きだからごはん担当! 美来ちゃんは?

伊藤:私はパスタが好きです!

水瀬:じゃあ私は…ガリかな。薬味担当します。

花澤:ガリ!?(笑)でも薬味があるといいね。松岡くんは何を担当しますか?

松岡:ハンバーグ焼きます。

竹達:じゃあ私も松岡くんと一緒にハンバーグを作る係になります。

佐倉:パンかライスが選べるハンバーグ定食ができますね。

伊藤:私のパスタはハンバーグの下に敷いておきます(笑)。

――美味しそうな定食ができましたね(笑)。また、もしも学校を卒業後に声優以外の道へ進んでいたとしたら、どのような未来を歩んでいたと思いますか?

松岡:僕は2009年のオーディションに受かってなかったら自動車整備士になっていたと思います。

花澤:私は大学で文学部だったんですけど、図書館にいるのが大好きだったので司書の資格をとって、きっと吉祥寺の図書館とかに就職していたと思います。

竹達:私は一歩間違えていたら“ニート”だったかもなあ…。

花澤:え、ミート? あ、ニートか(笑)。

竹達:お肉が好きすぎて、私“ミート”になっていたのかもしれない…(笑)。就職関係でいうと、子供のころから動物が好きだったのでトリマーさんになっていたのかなと思います。

伊藤:私は弟が2人いることもあり、小さな子供が好きで幼稚園や保育園の先生になりたいなと思っていました。ヒーロー作品とかオモチャも好きなので、一緒に駆け回って遊んだりしてみたいですね。

佐倉:私は本屋さんで働きたいなと思っていたんですけど、開店時間が早そうなのでそこは避けて(笑)、デザイン学校に通って自営業でアートにまつわるお仕事に就いていたのかなと思います。

水瀬:私も美来ちゃんと同じく子供に関わる仕事に興味があったんですけど、最近はコピーライターさんのように文字を巧みに使って言葉の面白さを伝えるようなお仕事も素敵だなと思うので、いつかそんな勉強もしてみたいなと思っています。

キャラクターたちへ伝えたいメッセージ

――アプリゲームなどでの収録は今後もありつつも、アニメ『五等分の花嫁』は映画をもって“卒業”という形になるかと思います。みなさんがそれぞれ演じたキャラクターたちへ、今伝えたい言葉はありますか?

松岡:「一人の女性を一生かけて愛する」という彼の言葉からもわかるように、風太郎は当初の姿からは想像もできないほどに成長したと思います。最後の“五つ子ゲーム”では完全に同じ容姿をした彼女たちを見分けることができてもう完璧だなと思いましたし、それは風太郎が“中野家の一員”になった証でもあると感じました。そんな彼に「今までありがとう、これからも頑張って!」と伝えたいです。



花澤:学生時代に恋愛で苦しいことをたくさん経験したけれど、それを糧にできたことは一花ちゃんのこれからの役者人生にいい影響を与えてくれるはずです。これから風太郎くん以外の誰かとお付き合いをすることもあると思うけど、あなたは男性に尽くしすぎてしまう節があるから、付き合う前にまずは私に相談してください(笑)。



竹達:二乃は料理も上手で家族思いな子なので、今後についてはあまり心配していません。しいて言うならば、繊細さの裏返しで気の強さが前に出てしまうことがあるので、その強さを理解してくれる人でないと私は認めません!(笑) でも彼女は自分の力で幸せを掴み取れる子なので、そんな人を見つけて幸せになってください。



伊藤:三玖は風太郎のおかげもあって自分のことを好きと言える眩しい女の子になったのですが、三玖が思っている以上に周りの人は彼女の魅力を感じていると思うので、私からはさらにもう一押し「三玖は本当に魅力的で、今とっても輝いているよ!」と言ってあげたいです。これから二乃と二人でお店を盛り上げて、幸せになってください。



佐倉:青春を追体験させてくれてありがとう。『五等分の花嫁』はゴールを迎えたけれど、四葉の結婚生活はここからがスタートで、高校時代の何十倍もの月日を風太郎と過ごしていくことになるから、大切な姉妹に支えてもらいながらこれからを歩んでいってください。さらなる幸せが四葉に降り注ぐことを願っています。



水瀬:五月は五つ子のなかで唯一恋の苦しみで涙を流すようなことはなかったのですが、大人になった彼女に「あの時のもやもやとした感情は、あなたにとって恋の始まりだったんだよ」と言ってあげたいです。風太郎への気持ちは尊敬や憧れであり、それが“初恋”だったと気づかないのもまた五月らしさだと思うのですが、あの感情が恋だったことに、いつか彼女が気づいてくれたら嬉しいです。



――『五等分の花嫁』ファンのみなさんへ、最後のメッセージをお願いいたします。

松岡:今回で『五等分の花嫁』は完結となりますが、今後も何かしらの機会でお会いすることがあるかもしれませんし、映画の後日談としてゲームをお楽しみいただいたり、改めて原作やTVアニメを見返していただくことで新しい発見もあるかと思います。これからどのような形で作品が広がっていくのか僕自身も楽しみにしているので、みなさんも変わらずに応援していただけると嬉しいです。ありがとうございました!



花澤:ここまで『五等分の花嫁』を応援してくださったみなさん、本当にありがとうございます! 五つ子がヒロインということで、推しがいるという方は絶対にこの映画でその子の活躍が見られますし、ゲームでもみなさんにご満足いただけるくらい多くの新規エピソードを収録しています。「映画だけではまだまだ足りない!」という方はぜひゲームの方にも手を伸ばしていただけたらと思います。



竹達:こうしてアニメが綺麗に完結することができたのはみなさんの応援あってこそですし、映画という大きな舞台で終わりを迎えられたことに感謝しています。『五等分の花嫁』の物語はおしまいとなりますが、五つ子ちゃんと風太郎の人生はこれからも続いていくので、大人になってどんな生活を送っているのかを想像したり、ゲームを遊んでみたりといろんな形でこれからも作品を楽しんでいただけたら嬉しいです!



伊藤:オーディションを受けてからここに至るまで何年も三玖と一緒に過ごしてきて、原作の最後まで彼女を演じきることができてとても幸せです。春場ねぎ先生をはじめ、応援してくださったみなさん、作品を盛り上げようと頑張ってくださったスタッフさん、本当にありがとうございます。『五等分の花嫁』は終わってしまいますが、五つ子ちゃんたちはますます素敵なレディーになっていくと思いますので、これからもよろしくお願いします。



佐倉:私がPVで五つ子全員を演じたころはまだ1巻が出たばかりで、こんなにも感動的な6人分の人生を心に受けとめることになるとは思っていませんでした。映画で「私たちはいつまで五つ子なんだろう」と一花が言うシーンがあるのですが、その言葉を聞いて血のつながりの尊さを覚えるとともに、とても愛おしい気持ちになって。『五等分の花嫁』は完結となるのですが、この作品に触れていた幸せな時間や、たくさんの感情を揺らされたという記憶がみなさんの心に残ってくれていたら嬉しいです。



水瀬:『五等分の花嫁』は恋というものを美化するのではなく、恋がゆえに醜くなってしまうチクリとする部分も含めて繊細に描かれた作品だったと思います。風太郎と五つ子ちゃんたちの“本当の愛”がたくさんのものを繋いでいったように、他者とのコミュニケーションや一つ一つの何気ない生活のなかにこそ、自分の将来を大きく左右するような素敵な出会いがあることを思い返させてもらいました。青春をもう一度体験できたようなこの作品に出会えて、幸せな気持ちでいっぱいです。




(C)春場ねぎ・講談社/映画「五等分の花嫁」製作委員会