コナミデジタルエンタテインメントとストレートエッジが手掛けるメディアミックスアイドルプロジェクト発のTVアニメ『シャインポスト』が、2022年7月より放送中。
大きな夢を抱くも、小さな成果しかあげられないアイドルユニット「TiNgS」のもとに、まるでやる気はないが、一つ特別な力を備えたマネージャー・日生直輝が現れるところから、物語は始まります。


このたび、「TINGS」メンバーを演じる声優5名のオフィシャルインタビューが到着。
第5弾の本記事では伊藤紅葉役を演じる声優・中川梨花へのインタビューをお届けします。

いつでも誰かのことを思っている そのやさしさが紅葉の魅力
――中川さんが担当している伊藤紅葉はどんな女の子ですか?
第一印象は公式プロフィールにある「戦慄するバカ」なんですが、オーディションのときにいただいた資料に、紅葉のいろいろな表情が描かれていたんですね。それを見て、元気いっぱいの感情表現豊かな子なんだなと感じました。


――アフレコに入ってから、その印象に変化はありましたか?
確かにお勉強が苦手で「おバカ」な部分もありますが、実はしっかりしている面もあるんです。物語が進むとどんどん彼女のおバカではない部分が明らかになっていくんですが、とにかく誰かをひとりにさせることが嫌いなんですね。「みんなの一番そばにいられるアイドルになる」と決めているので、ただのおバカな子ではないと思うようになりました。ただ、アニメの冒頭だとそれが全然わからないんですよね(笑)。でも、どんどん大人な面を見せてくれるようになるので、ぜひ注目してほしいです。

――紅葉を演じる際には、どんなことを心がけていますか?
素であることです。紅葉はよく言い間違いをするんですが、ツッコミ待ちではないんですね。アニメの冒頭ではよく誰かがツッコんでくれますが、だんだんとツッコミすら入れられなくなるので、私も誰にも気づかれないようにさらっと言うことを意識しました。実は、私と紅葉って意外と似ているところがあるんです。紅葉は客観的に周りを見るキャラクターですが、私も結構メンバーのことを観察していて。その点では演じやすくもありました。


――逆に紅葉を演じる上で難しかったことはありましたか?
紅葉は普段あまり感情的にならないんですが、物語が進む中で、誰かを思いやって言葉が強くなるところがあって。でも、それもやさしさから来る強さなので、そのバランスを考えるのは難しかったです。

――舞台やドラマとは違うところも多かったですか?
そうですね。舞台やドラマは表情込みなので、声だけとなると思ったより伝わらないんだなと感じました。自分が思っているよりも大げさにやって、ようやく普通になるんですね。でも、逆に自分ではしっかり出したつもりでも繊細に聞こえたりもする。そのさじ加減が大変でした。

――作中にはTINGS以外にもたくさんのアイドルが登場します。その中で、TINGSがほかには負けていないと思うのはどんなところですか?
みんなバラバラなところです。性格が違うからこそ、よくぶつかるし、最初のころは団結力がないんですよね。でも、歌やダンス、トークとそれぞれに強みがあって、5人集まるとひとつの大きな輝きになる。バラバラだからこそ強くなれるところが魅力だと思います。


――TINGSのキャストの皆さんは、実際にステージに立って歌やダンスを披露していますが、中川さんがステージに立つときに心がけていることは?
私は普段タレントとしてテレビなどでお話をすることも多いんですが、『シャインポスト』のときは紅葉というキャラクターを背負っているので、紅葉でいようとすることを心がけています。MCはフリーでいいと言われているんですね。でも、皆さんはTINGSに会いに来てくれていると思うので、紅葉でありたいんです。紅葉は敬語を使わないので、ステージでもそこはしっかりと表現しています。

――紅葉のように自然と言い間違えたりはしますか?
なかなか自然にボケるのは難しいですね(笑)。でも、セカンドライブのミニゲームで「SHINE」のスペルを答える問題は素で間違えてしまって。ちょっとショックでした。

――作中でもキーワードとして登場する「シャインポスト」ですが、中川さんにとっての「シャインポスト」は?
私はアイドルがすごく好きなんです。きっかけは『きらりん☆レボリューション』の月島きらりちゃん、久住小春ちゃんなんですが、人生の中に少なからずアイドルという存在があるんですね。アイドルのキラキラした部分も、その裏で葛藤したり努力したりしている姿も、自分に頑張るきっかけを与えてくれるので、今まで出会ってきたアイドルが、私にとっての「シャインポスト」です。


――5人それぞれにソロインタビューをさせてもらっているので、ぜひほかのメンバーについての印象も教えてください。青天国春役の鈴代紗弓さんは、中川さんから見てどんなところが魅力ですか?
気遣いの人なところです。初めて会ったとき、私のマネージャーさんの分までスリッパを出してくれたんですね。一緒に移動するときはドアを開けてみんなを先に入れてくれるし、それをさらりとできるところがすごく素敵だなと思っていて。それから、現場を和ませてくれるんです。一緒にご飯を食べに行ったとき、ふと店内のBGMを鼻歌にしていたこともあって(笑)。それでいて、春みたいに絶対的センター感があるんですよね。いるだけでみんなの心を明るくしてくれる、そんなところも魅力だなと思っています。

――では、放送も始まったところで、『シャインポスト』という作品全体の面白さを教えてください。
まずは楽曲です。レコーディングをしていたときは、まだ原作小説が発売される前だったので、自分たちも「いい曲だな」と思いつつ、その意味するところは深くはわからなかったんですね。でも、原作小説が発売されてアニメのアフレコも進むにつれて、曲の持つ意味が物語にどんどんリンクして深みを増していって。物語と曲が共にあるところが魅力だと思います。それから、アイドルものではありますが、彼女たちの悩みや人間関係、家庭環境などを丁寧に描いているところも好きです。普段の立場も悩みも、その解決方法も全然違うからこそ、きっと誰かしらのキャラクターに共感してもらえると思います。ぜひ、ご自身に似ているキャラクターを見つけて、彼女たちの行動を頑張る勇気、原動力にしてもらえたらと思います。

取材・文/野下奈生(アイプランニング)



【TV アニメ放送情報】
2022年7月12日火曜深夜より日本テレビ AnichU枠および
7月14日木曜よりBS日テレ、AT-Xにて放送スタート!
日本テレビ 毎週火曜 25:29〜
BSレ 毎週木曜 24:30〜
AT-X 毎週木曜 21:00〜 ※リピート放送 毎週(月)9:00〜、毎週(水)15:00〜
※放送日時は予告なく変更になる場合がございます。

◆スタッフ
原作:コナミデジタルエンタテインメント/ストレートエッジ
世界観設定/小説執筆:駱駝
監督:及川 啓
シリーズ構成:SPP
脚本:駱駝/樋口達人
キャラクターデザイン原案:ブリキ
キャラクターデザイン/総作画監督:長田好弘
サブキャラクターデザイン/総作画監督:宗圓祐輔
総作画監督:坂本俊太、清水慶太
美術監督:松本浩樹
色彩設計:中野尚美
撮影監督:松井伸哉
CG ディレクター:吉良柾成
編集:高橋 歩
音響監督:森下広人
音響制作:ビットグルーヴプロモーション
音楽:西木康智、伊藤 翼
音楽プロデューサー:木皿陽平(Stray Cats)
アニメーション制作:スタジオ KA

◆キャスト
青天国春:鈴代紗弓
玉城杏夏:蟹沢萌子
聖舞理王:夏吉ゆうこ
祇園寺雪音:長谷川里桃
伊藤紅葉:中川梨花
螢:大橋彩香
黒金 蓮:芹澤 優
唐林青葉:高瀬くるみ
唐林絃葉:久保田未夢
氷海菜花:高柳知葉
苗川 柔:香里有佐
兎塚七海:野口衣織
陽本日夏:木野日菜
梨子木麗美:ファイルーズあい
ナターリャ:古賀 葵
広瀬実唯菜:齋藤樹愛羅
日生優希:小松未可子
虎渡 誉:富田美憂
菊池英子:種崎敦美

(C)Konami Digital Entertainment,Straight Edge Inc./シャインポスト製作委員会