朝起きた時やふとした瞬間に自分の口臭が気になるという経験はありませんか?

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そこで今回は、歯科医師・口もと美容スペシャリストである石井さとこ先生にインタビュー。歯のプロが教える口臭ケアや、日常の歯磨きのコツなどを教えてもらいました。

■口の中には便10g分の菌が潜んでる!?

―口臭が気になると感じたら、病気や虫歯を疑った方がいいですか?

口臭には、“気にしなくていい口臭”と“気にするべき口臭”の2つがあります。終日臭いと感じる場合は、カラダの不調が原因の可能性があります。

朝一番の口臭は、生理的口臭と言って、大体は気にしなくてもいい口臭と言われています。就寝中に唾液が半減して、菌が活発になったことが原因と考えられるので、一般的にはカラダの不調の可能性は低いでしょう。とはいえ、私が普段からみなさんにお伝えしているように“起きてすぐの口の中は便10g分もの細菌が潜んでいる”ので、朝起きたら口ゆすぎと歯磨きをしましょう。

―「朝起きて口ゆすぎからスタート」とのことですがポイントはありますか?

上、下、横、舌の裏と30秒ほど口ゆすぎをしてみてください。量は片方のほっぺたがいっぱいになる程度で大丈夫です。水やマウスウォッシュがぬるくなってきたタイミングで吐き出してください。

■歯の黄ばみは綿棒でケア

―電動歯ブラシと手磨きでは、どちらがおすすめですか?

最近は優秀な電動歯ブラシも増えてきていますが、電動歯ブラシ1本では少し不十分だと思います。デンタルフロスや歯間ブラシなどを併用して、磨き残しを減らしていくと良いですね。

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他にも『インタースペースブラシ』といって、歯の隙間を磨くための先の尖った歯ブラシもあります。そういったものも積極的に利用してみるとより、磨き残しが少なくなると思いますよ。

―歯の黄ばみや汚れなは気になる方も多いと思うのですが……。

歯のくすみや汚れの原因の一つは、唾液不足と言われています。また、口にするものとしては、特にウーロン茶や紅茶は、着色しやすいと言われています。

―黄ばみを自分で防ぐ方法はありますか?

一つは、黄ばみやすい飲食物を覚えておくことです。紅茶や赤ワインなど、茶系の飲料がつきやすいです。逆にコーヒーなどは、細かい豆の粒子が歯よりも舌に付着しやすい傾向にあります。

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そういった黄ばみやすい飲食物を口に入れた時は、水を飲むか、飲んだ後に綿棒を軽く湿らせて歯を擦って拭いてあげると黄ばみを防ぐことが期待できますよ。

―歯ブラシで黄ばみは落とせないのでしょうか?

私の考え方をご説明するために、たとえ話をさせて頂きますね。掃除に置き換えてみてください。ほうきなどによる掃き掃除と拭き掃除は役割が違いますよね? 歯も同じで、日々の歯磨きはもちろん大切ですが、着色したらなるべく早くに拭いてあげることをおすすめします。

―家庭内では歯磨き粉を共有しない方がいいのでしょうか?

歯磨き粉をつける際に、チューブの先が歯ブラシについてしまうかと思います。歯ブラシは、唾液が付着し、菌やウイルスが残っている事もあるので、家庭内でも歯磨き粉は分けて使う方がいいと思います。

いかがでしたか? 今回“口臭ケアと黄ばみ予防”を教えてくれたさとこ先生は、歯や口臭だけではなく、 口もとから印象を変えていく“口もと美容”のスペシャリストとして活躍されています。

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ぜひ今日から始めて、美しい口もとを目指しましょう!(文/筒井麻由)

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