トルソワ、コストルナヤ、シェルバコワが再び激突、注目の女子SPは24日

 フィギュアスケートの欧州選手権は22日、オーストリアのグラーツで開幕する。女子シングルの注目はやはりロシアの天才3人娘だ。昨年12月のグランプリ(GP)ファイナルではアリョーナ・コストルナヤが優勝し、アンナ・シェルバコワが2位、アレクサンドラ・トルソワが3位と表彰台を独占した。圧巻のスキルで他の追随を許さない3人が、欧州選手権でもメダル独占が有力視される中で、だれが最有力候補なのか、ロシア放送局「ロシアトゥデー」が大会を展望している。

「トゥトベリーゼ対トゥトベリーゼ:ヨーロッパフィギュアスケート選手権の女王の座は誰の手に?」

 同メディアはこう見出しを打って特集。「開幕まで間もなく。専門家やファンはすでに同大会の女子シングルスの予想を始めている。もちろん、誰が優勝するかは神のみぞ知るところだが、1つだけ確かなことがある。それは金メダルを獲得するスケーターはエテリ・トゥトベリーゼのチームから出そうだということだ」とトゥトベリーゼ門下生3人の中から優勝者が出ることを確実視している。

 記事では日本や韓国、米国からの参戦がないことにも触れ、「この3選手が大会を席巻するのは固いだろう」と断言。その中で誰が頂点に立つのかを予想している。

 まずトルソワについてはフリーで5種類の4回転ジャンプを、ショートプログラム(SP)には3回転アクセルを組み込むと説明。一方で安定感に欠けるとも指摘している。

シェルバコワが「優勝候補の最右翼かもしれない」

ファイナルで頂点に立ったコストルナヤに関しては「コストルナヤはトルソワとは対照的に安定感を持っているが、技術的な面では難易度が劣る。しかしながら、シーズンにわたって完璧なパフォーマンスを見せるトリプルアクセルがあるため、ヨーロッパの舞台では初となるシニア大会であっても金メダルに輝く可能性がある」と分析。

 記事ではコストルナヤの安定した演技を評価しつつも、4回転ジャンプを跳ばないため技術点ではトルソワに劣ると見ている。

 そして優勝候補の最有力と目しているのは、非公認記録ながらロシア選手権で261.87点という驚異のスコアをたたき出したシェルバコワだ。「欧州選手権デビューを果たすシェルバコワが、もしかすると優勝候補の最右翼かもしれない。芸術と技術の両面でバランスが取れている」と4回転を跳び、安定感も兼ね備える15歳を高く評価しているようだ。

 技術のトルソワか、安定感のコストルナヤか、それとも両方を高い次元で兼ね備えるシェルバコワか――。世界選手権(3月、カナダ・モントリオール)にも繋がる欧州No.1決定戦で頂点に立つのは誰か。(THE ANSWER編集部)