ベルターンズに次いでチームで2人目の欠場表明

 米プロバスケットボール(NBA)・ウィザーズは7日(日本時間8日)、ブラッドリー・ビールが右肩の怪我もあり、今季の残り試合を欠場することを発表。シーズンが再開される米フロリダ州オーランドに向かうチームにも帯同しないことを明かした。これを受けて米ワシントンの地元局は、ビールの決断がチームにもたらす影響を分析。そのなかで、八村塁ら若手選手の躍進に期待感を示した。

 ウィザーズにとっては大きな痛手だ。残り試合の欠場を決断したのは、怪我のリスクを考慮したデイビズ・ベルターンズに続いてチームで2人目。今季、1試合平均の得点数でチーム1位のビールと2位のベルターンズが不在となり、プレーオフへの道がさらに険しくなった。

 ビールは、ウィザーズ公式サイトを通じて「難しい決断だったし、チームのリーダーとしてこれを軽くは考えていない。オーランドでプレーオフ進出のためにチームメイトを助けたかったけれど、長い目で見ればこの判断が我々全てにとって最善だということも理解している」と声明を発表。ゼネラルマネージャーのトミー・シェパード氏も「ブラッドリーは、試合に出場するためにできることは全てやった」と説明している。

 これを受けて、地元放送局「NBCスポーツ・ワシントン」は、「オーランドでのシーズン再開に、ブラッドリー・ビールが欠場することの重要点5つ」と題した記事の中で、今季チームの大黒柱として活躍したビールの欠場が、どのような理由によって決断され、それによってどのような影響がチームに及ぶのかを分析した。

ポジティブ要素として八村ら若手の躍進に期待

 この決断が驚きではないこと、すべては将来のためであること、プレーオフへの道のりが遠いことなどを重要点に挙げた同局。その中で、ビールの決断理由のひとつが、来シーズン復帰予定のジョン・ウォールとバックコートでコンビを組ませるためにも、オーランドで深刻な怪我を負わせるわけにはいかないというチーム事情にあること説明した。

 その一方で、ビールが欠場することによるポジティブな面にも言及。攻撃の第1オプションであるビールがいないことで、若手選手がより多くのチャンスを得られる機会になると予想した。

 ビールと同じSGとしてプレーする、ジェローム・ロビンソンやギャリソン・マシューズが、エース欠場の直接的な恩恵を受ける中、八村やトーマス・ブライアント、モリツ・ワグナーはより多くのシュートチャンスを得るはずだと指摘。さらに「もしもハチムラやブラウンらが第1オプションとしてプレーし、より自信をつけてオーランドを後にすれば、このシーズン再開は成功だろう」とも見ている。

 NBAデビューシーズンからチームの中心選手の一人として活躍してきた八村。エースビールの欠場によって、再開後はチームを牽引する働きが求められそうだ。(THE ANSWER編集部)