ヤ軍捕手クラツがナックル連投、MLB「なんと彼はナックルボーラーだった」

 米大リーグで大差のビハインドがつき、登板した野手が絶妙なナックルを披露。見事な無回転で空振りを奪った。実際のシーンをMLB公式ツイッターが動画付きで公開。米ファンからは「不気味だ」「18禁レベルのエグさ」「無回転でアメージング」との声が上がっている。

 野手ながら“魔球”を操ったのは、ヤンキースのエリク・クラツ捕手だ。20日(日本時間21日)のレッドソックス戦、1-9と大量ビハインドを背負った8回に登板。すると、先頭の2番ディバースに対する3球目だ。真ん中付近に投じられた白球。甘いと判断した打者は打ちに行ったが、ここから内角に食い込みながら、ふわりと落ちる不思議な軌道を見せた。バットは空を切り、見事な一球となった。

 スロー映像を見ると、人差し指、中指の爪を立てるようにして握り、放たれたボールはほとんど回転せずに捕手のミットに届いていることが分かる。まさかのナックルに実況席も思わず笑ってしまった。実際のシーンをMLB公式ツイッターは「8回裏、10-1の場面でヤンキースは捕手のエリク・クラツを登板させた。そして、なんと彼はナックルボーラーだった」と驚きをもって動画付きで紹介した。

 米ファンからは「不気味だ」「18禁レベルのエグさ」「無回転でアメージング」「なんと美しい」「今日1番の出来事」「我々のブルペンに彼は必要」「野手がナックルを投げるなんて最高だ」「かっこいい」との声が続々と上がった。この後、本塁打で1点を失ったものの、このイニングで投じた21球のうち8球を投じており、隠れたナックルボーラーぶりを見せつけ、役割を見事に全うした。

 クラツは02年にドラフト29巡目(全体866位)で指名され、30歳だった10年にメジャーデビュー。以降、多くのチームを渡り歩き、昨年はプレミア12の米国代表に選ばれた40歳の大ベテランだ。シーズン最終盤。本職のリードではなく、投球で脚光を浴びることになった。(THE ANSWER編集部)