地元紙はレッズのバウアーを有力視

 米大リーグ・カブスのダルビッシュ有投手は25日(日本時間26日)、敵地ホワイトソックス戦で先発し、7回無失点でリーグ単独トップの8勝目を挙げた。最終登板の快投で日本人初のサイ・ヤング賞の期待もかかる中、米メディアは賞レースの展望を分析。ダルビッシュの受賞の可能性などについて各紙が様々な見解を示している。

 日本人初のサイ・ヤング賞はなるか。ダルビッシュは最終登板で7回を3安打5奪三振無失点とし、10-0の完封勝ちに貢献。8勝目で最多勝もほぼ手中に収め、レギュラーシーズンを締めくくった。試合後、カブス専門メディア「ブリーチャーネーション」の公式ツイッターは、「彼にサイ・ヤング賞を与えよ」と強くアピールしている。

 米地元紙「シカゴ・サンタイムズ」は「ユウ・ダルビッシュはホワイトソックス打線を封じて、今季の最終登板を締めくくった」と見出しを打って報道。ダルビッシュの投手最高の栄誉獲得について「ナショナルリーグのサイ・ヤング賞はトレバー・バウアーでほぼ決まりかもしれない。しかし、彼が輝かしいシーズンを送ったことが消えるわけではない」と記している。

 レッズのトレバー・バウアーは防御率1.73、100奪三振と2部門で首位に立っており、有利な状況だという。米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」も同意しているようだ。同賞獲得の可能性についてランキング形式で各選手を紹介している。

ダルビッシュの9月成績を懸念「今月初旬までは先頭に立っていた」

 1位に選出されたのはバウアー。2位にパドレスのディネルソン・ラメット、3位にダルビッシュ、4位にメッツのジェイコブ・デグロム、5位ブルワーズのコービン・バーンズ、6位ドジャーズのクレイトン・カーショー、7位ブレーブスのマックス・フリードを順番にピックアップした。寸評では「今後の登板で(バウアー以下3人が)完封したとしても、バウアーにはわずかに及ばないだろう」と推している。

 米地元紙「ザ・シンシナティ・エンクワイアラー」は、バウアーと他の候補者を比較。2季連続でサイ・ヤング賞を受賞しているデグロムについて、「彼の対戦した4チームのそれぞれのOPS(出塁率と長打率を足したもの)の値はMLBトップ7の中にいずれもランクインしている。一方、中地区のチームは1つもこのトップ7に入っていない」と厳しい相手と対戦してきたことが有利に働くと予想した。

 ダルビッシュについては「今月初旬までは先頭に立っていた。しかし、9月の防御率は3.46なのである」と9月の失速に懸念を示した。米メディアがいずれもバウアー有利を予想する中、ダルビッシュは日本人初の快挙となるだろうか。(THE ANSWER編集部)