参考記録ながら「チャンネルワントロフィー2021」で世界記録を上回る得点

 ロシアの有力選手によって行われたフィギュアスケートのチーム対抗戦「チャンネルワントロフィー2021」は7日、女子フリーでカミラ・ワリエワが179.19点をマーク。ショートプログラム(SP)の90.25点と合わせ、参考記録ながら269.44点という高得点を叩き出した。同郷の金メダリストらは「稀有の才をもつ非凡な人」などと称賛を送っている。

 14歳のワリエワはSPで両手を上げたタノジャンプでの3回転アクセルに成功。フリーでも2度の4回転トウループを決めるなど圧巻の演技を披露した。ISU公認の大会ではないため参考記録となるが、アリョーナ・コストルナヤが持つ女子SPの世界記録85.45点と、アレクサンドラ・トルソワ(ともにロシア)が記録した女子フリーの世界記録166.62点を上回った。

 ロシアメディア「championat.com」はSPでの演技について「ワリエワが初めて3回転アクセルを成功させ、歴史上、最高の得点を獲得した」との見出しで記事を掲載。「最高の演技を見せた」と称賛し、「トゥトベリーゼ氏の教え子は、ジャンプの際に両手を上げてその難度を上げながら、初めて3回転アクセルを成功させた」と高難度ジャンプを決めたことを伝えている。

 また、地元紙「スポルトエクスプレス」は1999年の世界選手権女王マリア・ブッテルスカヤ氏(ロシア)のコメントを紹介。SPについて「今日、ワリエワは輝きました。(その滑りを)理解するのに、プロの意見すら必要ありません。それは華麗な滑りでした。エレメンツで最大限が実行され、素晴らしい。単純にブラボーです」と語っている。

 また、フリーについては同国メディア「sport24.ru」が2014年ソチ五輪の団体、ペアで金メダルを獲得しているマキシム・トランコフ氏(ロシア)のコメントを掲載。「ワリエワは、フィギュアスケートの稀有の才をもつ非凡な人で比類のない人物です。若くて、はつらつとして、美しくて、複雑で。おおむね悪いことは何も言うことができません」と絶賛している。

 トランコフ氏は続けて「もし同様に進歩し続けたら、(北京)五輪でとても強力な競争相手になるでしょう。金メダル候補になるかもしれません」とも語っている。好選手が多数いるロシアにおいても、ワリエワはすでにトップクラスの実力であると認められているようだ。(THE ANSWER編集部)