コストルナヤの復活のカギとは?

 フィギュアスケートの2019年グランプリ(GP)ファイナル女王アリョーナ・コストルナヤ(ロシア)は母国で復活が囁かれている。今季は不調に苦しんでいたが、エテリ・トゥトベリーゼコーチの下へ復帰した17歳はアイスショーで3回転アクセルを跳んだというニュースも話題となった。復活のカギはどこにあったのか。世界選手権銀メダリスト、アリョーナ・レオノワ氏が分析している。

「レオノワ:コストルナヤは複雑な性格ですが、トゥトベリーゼ氏は彼女を厳しく扱った」と題した記事を掲載しているのはロシアメディア「championat.com」だった。

 新型コロナウイルス感染の影響もあり、2020-21シーズンは不振だったコストルナヤ。2月のロシア杯ファイナルでは3回転アクセルも不調で6位に終わった。エフゲニー・プルシェンコ氏から、トゥトベリーゼ氏のところへ電撃復帰し、復調しつつあるコストルナヤについてレオノワ氏はこう話している。

「私の記憶では、3回転アクセルは彼女がトゥトベリーゼ氏のグループに復帰する条件でした。おそらくコストルナヤはこのエレメンツを十分に練習したのでしょう。実際には、私はとても嬉しいです。彼女がトゥトベリーゼ氏の下で再び練習することを望んでいましたから」

 コストルナヤの不調の原因はプルシェンコ氏にあったのだろうか。レオノワ氏は否定している。

17歳の不振は「プルシェンコ陣営が原因だと思いません」

「シーズンを通して彼女がプルシェンコ氏とともに何を練習していたか、ですか? 私たちの知る限りでは、彼女は何らかのケガを抱えていました。少し前にコストルナヤが全快し、全力で練習する準備ができているということを除いてはいけません。私はすべてをプルシェンコ陣営が原因だと思いません。どんな場合でも、跳ぶ、跳ばないの意思はアスリートから。もしかしたら、彼女は単純にこのエレメンツをプルシェンコ氏のもとで練習していなかったのかもしれません」

 コストルナヤ自身のコンディションにも問題があったと推測し、さらに17歳の性格にも言及している。

「私見ですが、コストルナヤはとても複雑な性格の少女です。私たちはみんな、彼女がメディアに対してどのような発言をして、どのようにトゥトベリーゼ氏のもとを去っていったかを知っています。それゆえ、彼女はプルシェンコ氏を操っていたわけではなく、本人の意思で跳ばなかったのです。これをコーチだけのせいだと考えてはいけません。でもトゥトベリーゼ氏は単純にコストルナヤを厳しく扱い、彼女に既成事実を突きつけました。もし3回転アクセルを跳び始めないのなら、我々はあなたを指導しない、と」

 トゥトベリーゼ氏の下に戻るためには、3回転アクセルの復活が不可欠だった。厳しい指導で知られる名伯楽とのタッグで再スタートを切り、かつての輝きを取り戻せるか。現地での注目は高まっている。(THE ANSWER編集部)