ニトリレディス第2日

 女子ゴルフの国内ツアー・ニトリレディス第2日が27日、北海道・小樽CC(6775ヤード、パー72)で行われた。6位で出た20歳の山下美夢有(加賀電子)が4バーディー、ボギーなしの68で回り、通算7アンダーで首位と4打差の6位とした。韓国の全美貞(フリー)が11アンダーで単独首位。

 ツアー最長コースでも、山下の精度が光った。池越えとなる前半8番パー4の第2打。残り138ヤードから7アイアンを振り抜くと、ピンそば50センチにピタリと止めた。難なくバーディーを奪って笑顔。10番はパーオンできなかったが、18ヤードのアプローチを入れてチップインバーディー。15番は5メートルのバーディーパットを入れ、最終18番は162ヤードから2メートル半につけて1つ伸ばした。

「今回はショットが安定していたので、パーオンを外したのは1回だけ。(8番は)ライもよくなくて、コントロールショットで5メートルくらいピンの左を狙ったけど、風で右に流されて運よく寄った。ラッキーな感じでした。リズムを大切にしているので、決めたら打つことに集中する。プレーに入ったらすぐに打つことを意識していました」

 身長150センチと小柄ながら高精度の技術を武器に奮闘。距離の長いコースだが「ティーショットが一番肝心。そこが安定していたので、しっかりフェアウェーキープができた。思ったよりも距離が残らなかったのでよかったです」と技で勝負した。

2日に20歳になったばかり「お酒は一口飲んだけど…」

 海外メジャー・全米女子オープンを制した笹生優花(ICTSI)と同い年の20歳。大阪・寝屋川市出身で5歳からゴルフを始め、大阪桐蔭高では全国高校選手権関西大会、関西女子アマを制し、トヨタジュニアW杯で日本代表の団体戦優勝に貢献した。19年はプロテストの受験可能年齢が1歳引き下げられ、笹生、西郷真央(大東建託)とともに3人しかいない「女子高生プロ」に。今年4月にツアー初優勝を果たした。

 ルーキーイヤーの昨年大会は予選落ちしたが「去年と比べるとショットの精度が上がった。去年はティーショットがブレていたので、ラフに入れると第2打は難しくてピンを狙えない。今年はティーショットが安定して、フェアウェーから打てているのでそこが一番大きい」と1年で成長した。飛距離も20ヤードほどアップ。「(コースを楽しむ余裕は)ありました。全然違う」と笑顔を見せた。

 今月2日に誕生日を迎えた20歳は「お酒は一口飲んだけど、あまり20歳になっても変わらない」と苦笑い。「この2日間みたいにしっかり安定したプレーをして、少しでも上位で回れたら」と4か月ぶりの2勝目を目指す。(THE ANSWER編集部)