アート作品も展示!全国3会場で「害蟲展 season4」開催

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2023年9月2日(土)から、身近に潜む害虫や獣の存在を考え、生き物の“棲み分け”を考える「害蟲展 season4」が、東京を皮切りに、大阪と長野で順次スタート。

第1回展となった「害蟲展 season1」から徐々に規模を拡大し、今回東京の会場となっているのは「素材のちから」をコンセプトに様々な展示や活動を行う『MATERIO base』。

また、大阪会場は、新たな発見と驚きを展示の柱としている『箕面公園昆虫館』、そして長野会場は白馬村最後の書店『福島書店』をセルフリノベーションにより復活したという”知のインフラ”スペース『白馬村 Re:Public』の全国3会場にて開催されます。

今回の「害蟲展 season4」のコンセプトは、人間にとって「不都合」「不快」「不利益」な一面だけに目が行ってしまいがちな、 いわゆる「害虫や害獣」の美しい点・有益な側面・生命の循環や、存在次元に焦点を当てて制作された作品を広く公募し、展示しています。

入選を果たした計21作品のアートも展示

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今回の展示会では、入選を果たした計21作品のアートも展示されます。

最優秀賞に輝いた山本衣織さんの「すめらぎ」は、トノサマバッタの蝗害をモチーフにした、集団の恐怖感と退廃的な美しさを表現。

トノサマバッタの群生相が約200匹も作られ、ブラックボックス状に合体したアート作品になっています。

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そして、優秀賞に輝いた井上郁さんの「大雀蜂」は、群れの中のたった一匹の蜂の個体に刻まれた欠けや傷に歴史を感じ、生きた痕跡を残したいと思い制作したのだそう。

鋳造という技法で製作されており、表面の緑色は化学変化を利用して緑青で色を出しているとのこと。

警鐘を!インバウンド増でアフターコロナの害虫「トコジラミ」問題が再燃

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トコジラミは、「南京虫(ナンキンムシ)」とも呼ばれ、戦後、アタマジラミ駆除のために有機塩素系の殺虫剤DDTの大量散布で一緒に駆逐されたのだとか。

しかし、2020年東京五輪に向けたインバウンド増加に伴い、2010年頃から、主にアメリカ・中国から再流入し始め、コロナでインバウンドが極端に落ち込んだ結果、表層上は沈静化したように見えたが、駆逐されたわけではなく、直近でこの問題が再燃しているのです。

また、扁平な体をしているため、家具や床・壁の継ぎ目、衣類や鞄などあらゆる隙間に潜り込むことができる特徴が。

一度刺された程度では症状が出ないこともあるそうですが、繰り返し刺されると体内に抗体ができてかゆくなり、さらに、強いかゆみによって不眠症や神経障害、発熱などの症状になることもあるのだそう。

トコジラミは一旦繁殖すると防除が困難となり、一般的な殺虫剤が効きづらく、卵には効果がないため、 多大な労力や費用がかかることが一般的で、世界の害虫駆除業界でも最高レベルで駆除困難な吸血性害虫です。

近年は民泊やホテルでの発生が問題視されていましたが、個人宅やオフィスなどでも発生するケースが増加傾向に。

今回開催される「害蟲展season4」のメインモチーフは、警笛の意味も込められ、ドコジラミを設定しているとのこと。

また、コロナ前からトコジラミの早期発見のための資材を開発し、インバウンド増に備えてバージョンアップした早期発見資材の公開に向けての取り組みに加え、トコジラミの生態などをわかりやすく示したポスターも制作され、 早期発見の一助となるように配布されていますよ。

このように、アートを通して地球上に住まう人間と生物の在りかたを考え、新しい関係を創造するムーブメントを創出できるきっかけとなるチャンス。ぜひ足を運んでみてくださいね。

イベント情報詳細

東京会場:『MATERIO base』
住所:東京都中央区東日本橋3丁目11-2
開催期間:2023年9月2日(土)〜9月15日(金)
開催時間:10:00~17:00

大阪会場:『箕面公園昆虫館』
住所:大阪府箕面市箕面公園1-18)
開催期間:2023年9月20日(水)〜9月25日(月)
開催時間:10:00~17:00(入園は16:30まで)

長野会場:『白馬村 Re:Public』
住所:長野県北安曇郡白馬村北城7078
開催期間:2023年9月30日(土)〜10月9日(月)
開催時間11:00~18:00(予定)

https://sites.google.com/8thcal.design/exhibition/

ライター

ARETTO