雨や強風で洗濯物が外に干せず、部屋干ししたくても室内に部屋干しスペースがないという人もいるでしょう。しかし、部屋干しグッズを活用すれば、今まで気づかなかった場所が部屋干しスペースに生まれ変わります。ネジ止めや粘着テープで壁を傷めない便利なグッズもあるので、賃貸住宅に住む人もぜひ参考にしてください。

部屋干しスペースを作るときのポイント

洗濯物を部屋干しするときや、部屋干しグッズを購入する際のポイント、部屋干しスペースを作るときの注意点などについて説明します。

耐荷重に気をつける

部屋干しする際には、一度にどのくらいの量の洗濯物を干せるかどうかという点に気をつけてみてください。なぜなら、耐荷重を超えて洗濯物を干すと、部屋干しグッズが破損するなど、使用者が怪我をするおそれも考えられるからです。

部屋干しグッズにより商品の耐荷重が異なります。それぞれの耐荷重をチェックし、それを超えないように気をつけましょう。

1日分の洗濯物の平均的な重量の目安は、人数×1.5kgほどといわれています。脱水後の水を含んだ状態では、さらに1.5倍にもなるため、あまり干しすぎないようにしてください。

カーテンレールには干さない

窓のカーテンレールにピンチハンガーをかけて、室内干しする人も多いのではないでしょうか。しかし、カーテンレール自体に強度がなく、窓枠や壁にネジ止めされているため、重たい洗濯物をかけているとネジが緩みカーテンレールが浮いたり歪んだりするかもしれません。

また、カーテンに濡れた洗濯物が触れてしまうため、洗濯物が乾きにくいうえに、カーテンも湿気ってしまいます。そのため、洗濯物やカーテンのカビや生乾き臭の原因になるかもしれません。カーテンレールは室内干しスペースとして不向きでしょう。

扇風機や除湿機を併用する

梅雨時は常に室内に洗濯物がぶら下がっていることも多いのではないでしょうか。しかし、梅雨時は室内の湿度も上がりやすく、なかなか洗濯物が乾きにくい状況です。

そんなときは、除湿機やエアコンのドライ運転で湿度を下げ、室内に湿気がこもらないようにしましょう。また、洗濯物に扇風機やサーキュレーターの風を当てることも早く乾かすのに効果的です。

洗濯物を早く乾かすコツはこちらの記事を参考にしてください。

関連記事:「部屋干し」の洗濯物を早く乾かすコツ、洗濯法や秋冬物の干し方も解説

【賃貸でも可】設置するだけの部屋干しスペース

賃貸住宅は退去の際に原状回復義務があるため、壁に釘を打ったりネジ穴を空けたり、DIYやリフォームができません。そこで、賃貸住宅でも壁や設備に手を加えずに部屋干しスペースを作るコツを紹介します。

室内用物干し

画像のように室内で広げてすぐに設置できる、部屋干し専用の物干しスタンドが便利です。折りたたみ式なので、使いたいときにさっと広げて好きな場所に設置するだけ、使わないときはコンパクトに収納してしまっておけます。室内用物干しにはさまざまなタイプがありますので、洗濯物の量と設置スペースに合ったサイズのものを選ぶとよいでしょう。

コーナーハンガーラック

長押や鴨居がある部屋なら、部屋の角部分を生かしてコーナーハンガーラックを使ってみてはいかがでしょうか。角の出っ張りの上に置くだけで簡単に設置でき、デッドスペースを部屋干しスペースとして有効に活用できるでしょう。複数のハンガーや小型のピンチハンガーなどがかけられます。

コーナーハンガーとして専用の商品も販売されていますが、画像のように、斜めにポールを渡すだけで、簡単に部屋干しスペースを作れます。

突っ張り棒

しっかりした強度のある突っ張り棒を使えば、簡易的な部屋干しスペースを作成できます。画像のように壁と壁の間に水平に突っ張り棒を設置するタイプのほか、床と天井の間に縦に垂直に突っ張るタイプもあります。

長さが長くなるほど強度は弱くなるため、耐荷重を確認して部屋の形状に合わせたものを選びましょう。

突っ張る接地面が小さいものでは洗濯物の重量に耐えられず、摩擦で壁や床が傷つく可能性もあるため、大きめで安定したタイプがおすすめです。また、厚みのある硬い壁でないとうまく取り付けられない場合があります。

鴨居にかける

画像のように、鴨居や長押にハンガーをかける方法もあります。しかし、そのままでは、1本のハンガーしかかけられないため、鴨居や長押用の物干しグッズを利用すると便利です。

鴨居の幅が狭く、たくさんの洗濯物が干せない場合は、鴨居の上下に固定して挟むタイプのグッズや、ドア枠に引っかけるタイプのフックなどを活用するといいでしょう。

ドアにかける部屋干しグッズ

※筆者宅で撮影

鴨居や長押のない部屋では、ドアにかける部屋干しグッズを活用してみてください。画像のように、ドアに掛けても斜めにならず、水平に干せるようフックの調節ができるピンチハンガーは便利でしょう。また、ドアにバーを取り付けてハンガーが掛けられるグッズもあります。使わないときは外したり、設置したまま折り畳んだりできます。

取り付けて作る部屋干しスペース

ここからは、置いたり掛けたりする簡易的な物干しグッズとは別に、壁や天井に取り付けるタイプの物干しグッズについて紹介します。

物干しワイヤー

ホテルの浴室等でよく見かける物干しワイヤーですが、これは自宅にも取り付けられます。向かい合った壁に部品をそれぞれ取り付けて、ワイヤーを長く引き出し、向かいの壁のフックに引っ掛けて使うタイプのものです。

ワイヤータイプの物干しは、必要なときだけ引き出して洗濯物が干せるため、どこに取り付けてもインテリアを邪魔しません。

天井に取り付ける部屋干しスペース

壁ではなく、画像のように天井の2ヶ所に設置して、下のリング部分に物干し竿や突っ張り棒などを通して使うタイプの部屋干しグッズもあります。ポール状や紐状のものがあり、天井高や身長などに合わせて高さが調節でき便利です。

棒などを通して使わず、リング部分にハンガーやピンチハンガーを吊るすだけの使い方もできます。床に置かないため部屋をスッキリと見せられます。

省スペースで乾かしやすい部屋干しグッズ

大量の洗濯物を部屋干ししながら生活するのは、かなりのストレスになるのではないでしょうか。このように場所が限られる場合、なるべく省スペースで干せて早く乾かせるアイデアグッズがおすすめです。

シーツ用ハンガー

※筆者宅で撮影

洗濯の大物といえばシーツですが、干すときは物干し竿の端から端まで使うなど、かなりのスペースが必要なため、室内で干すのを諦めることもあるかもしれません。そんなときに便利なのが、蚊取り線香のような渦巻状のシーツ用ハンガーです。

渦巻部分に通してかけるだけで、シーツや大判のバスタオルを広げてくるくると巻き込みながら省スペースで干せます。

ピンチ付きハンガー

長方形タイプの角ピンチハンガーと違い、1本のハンガーの肩部分から下にピンチがたくさん並ぶタイプのピンチハンガーがあります。薄型のため、狭いすき間などでも問題なく小物をたくさん部屋干しできます。1本だけで使ったり、2〜3本を組み合わせて広げて大きなものを干したりするなど、アイデア次第でさまざまな使い方ができて便利でしょう。

まとめ

室内に適当な部屋干しスペースがなく困っているときは、コンパクトに収納できる室内干し用の物干しスタンドや、鴨居やドアに設置して使える物干しグッズなどがおすすめです。

冬服などは濡れた洗濯物がかなり重くなることもあるため、耐荷重に注意して干しすぎないように気をつけてください。湿度が高く風通しの悪い場所では、扇風機や除湿機を活用する、洗濯物のすき間を開けるなどして、なるべく早く乾くよう工夫しましょう。