光熱費は住んでいる人の数やライフスタイルによって変わります。2人暮らしの場合は光熱費の金額はどの程度が一般的なのか、自分たちは使いすぎていないか、気になる人も多いでしょう。

この記事では、2人暮らしの光熱費の全国平均、節約方法や節約のコツについて解説します。ぜひ日々の生活に取り入れてみてください。

2人暮らしの光熱費の平均額

総務省による家計調査によると、世帯人数2人の場合の1ヶ月あたりの水道光熱費は1万9,459円、そのうち電気代は9,515円、ガス代が4,354円、水道代が4,255円となっています。住んでいる地域や季節によって光熱費は変動することがありますが、目安として知っておくとよいでしょう。

2人暮らしの光熱費は1人暮らしの倍ではない

上記と同じく総務省の調査によると、1人暮らしの場合、水道光熱費は1万1,686円、そのうち電気代は5,791円、ガス代は3,021円、水道代は2,172円となっています。1人暮らしの場合と比べると、2人暮らしのほうが光熱費は高くなりますが、倍になるほどではありません。

同じ部屋で一緒にエアコンを使ったり、2人分まとめて料理をしたりすることで、光熱費は抑えられます。よって、1人暮らしよりも2人暮らしのほうが光熱費は割安だといえるでしょう。

出典:e-Stat政府統計の総合窓口

季節によっても光熱費は変わる

光熱費は毎月同じ金額になることはなく、季節によって変動します。一般的には、夏や春よりも秋や冬のほうが電気代は高くなる傾向があります。

秋や冬は日照時間が減り、その分在宅時間が長くなります。日照時間が減ると電気をつけている時間も長くなるでしょう。また、冬は夏よりも室内と室外の気温差が大きく、暖房費が高くなりがちです。そのため、「寒い季節のほうが、光熱費がかかる」という家庭は多いでしょう。

2人暮らし世帯の光熱費節約方法

電気代やガス代は自分たちのライフスタイルにあったプランを選びましょう

「平均と比べると光熱費が高いかもしれない」というときは、普段の電気やガス、水道の使い方を見直してみましょう。ここでは、2人暮らしの家庭で実践したい光熱費の節約方法をご紹介します。

エアコンを効率よく使用する

電気代が高くなる大きな要因の一つがエアコンの稼働です。

エアコンの設定温度が1℃変わるだけで、電気代は大きく変わります。サーキュレーターを併用するなどして、エアコンの温度を高く(低く)し過ぎないようにしましょう。そのほか、自動運転や省エネモードを上手に利用することもおすすめです。

また、2人でなるべく同じ部屋で過ごし、エアコンの稼働台数を減らすことも効果的でしょう。

入浴は間を開けずに

お風呂に入るときは、お湯を沸かしたり追い焚きをしたりすることで、電気代のほかに水道代やガス代がかかります。

2人暮らしの場合、次の人が入浴するまでに時間がかかるとお湯が冷めてしまいます。追い焚きや足し湯をしなくても済むように、できる限り連続して入浴するようにしましょう。

保温調理器具を活用する

保温調理器具を使って調理をすると一度温めたあとに放置するだけで火を通すことができます。そのため、長時間にわたって鍋を火にかける必要がありません。

長時間コンロで料理を温めると、ガスコンロの場合はガス代が、IHの場合は電気代がかかりますが、保温調理器具はガスや電気を使わずに調理可能です。また、鍋から吹きこぼれる心配がなくその場を離れられるため、家事の効率化にもつながります。

食器はまとめて食洗機で

2人暮らしであれば、食器は2人分まとめて洗ったほうが水道代の節約になります。まとめて洗うと複数の食器を一度に洗い流せるため、一枚ずつ少量の食器を洗うよりも使用する水道量は少なくなります。

また、さらに水道代をおさえるためには、手洗いよりも食器洗浄機がおすすめです。洗い方にもよりますが、一般的に食器洗浄機のほうが水道を使わずに済みます。ただし、乾燥機能を使用すると電気代はかかります。

電気をこまめに消す

電気はつけっぱなしにせず、こまめに消すことが重要です。

2人暮らしの場合、電気の消し忘れが起きてもどちらかが消すことができます。電気の消し忘れに気づいたらお互いに消し合うようにしましょう。

生活時間帯を合わせられれば、電気を使用する時間帯を制限することも可能です。また、長時間使わない家電はコンセントを抜いておくと、待機電力を節約できます。コンセントをスイッチで管理できるものを選ぶと、抜き差しの手間も省けるでしょう。

電気やガスのプランを見直す

光熱費を節約するには、日々の小さな積み重ねが大切です。しかし、これまでの生活を変えるのは簡単なことではありません。生活を変えることなく光熱費を抑えたいなら、電気やガスの会社やプランを見直してみましょう。

たとえば、日中は2人とも仕事で夜だけ家にいるような家庭は、夜の電気代が安いプランがおすすめです。夜に食洗機や洗濯機を使えば、電気代を安く抑えられます。自分たちのライフスタイルにあったプランを選びましょう。

都市ガスの物件を選ぶ

物件には都市ガスのものとプロパンガスのものがあります。物件選びの際に見落とされがちですが、都市ガスとプロパンガスではガス料金が異なります。

都市ガスとプロパンガスだと都市ガスのほうが安くなるので、ガス代を抑えたいのであれば、都市ガスのほうが有利です。都市ガスとプロパンガスでは給湯器やガスコンロが違い、入居後に変更することができません。そのため、物件を探すときには都市ガスの物件を選ぶようにしましょう。

2人暮らしで光熱費を節約するときの注意点

光熱費の節約は大事ですが、2人暮らしの場合、節約を巡って喧嘩になることがあるかもしれません。そこで、2人暮らしにおける光熱費節約の注意点をご紹介します。

相手に強要しない

「光熱費を節約する」と決めると相手にも同じことを強要してしまいがちです。パートナーがいつも電気をつけっぱなしにしていたり、頻繁にお風呂の追い焚きをしたりすると、イライラしてつい文句を言ってしまうかもしれません。

節約することはもちろん大切ですが、相手に強要すると喧嘩になり、お互いにストレスを感じてしまいます。お互いの節約の意識が違うのは当たり前だと考え、無理のない範囲で節約をするようにしましょう。

片方に負担が偏らないようにする

光熱費の支払いや節約で、どちらか一方に多くの負担がかからないように注意しましょう。2人分の食器を洗ったり、電気代の安い時間帯に2人分の洗濯を済ませたり、と節約するために2人分の作業を1人で行ったほうがよい場合もあります。

その場合、金銭面だけではなく家事の負担に偏りがでることもあるかもしれません。また、節約をがんばっているほうが、光熱費を多く負担すると不満がたまってしまいます。よく話し合い、負担が偏らないようにすることが、仲良く節約を続けられる秘訣です。

まとめ

2人暮らしの場合、1ヶ月あたりの光熱費の平均は、水道光熱費は1万9,459円です。そのうち電気代は9,515円、ガス代が4,354円、水道代が4,255円となっています。

住んでいる地域やライフスタイル、季節によって光熱費の差はあるものの、毎月大幅に平均を超える場合は節約をしてみてはいかがでしょうか。ただし、2人暮らしの場合はパートナーにも配慮し、話し合いながら無理なく進めることが大切です。