こたつといえば、かつては一家に一台というほど日本の冬に広く浸透していた暖房器具。フローリングにエアコンでの暖房生活が浸透している今は、「こたつに入ったことがない」という人もいるかもしれません。でも実は、こたつはデザインや機能が年々進化。最近ではこたつをおしゃれに取り入れている写真がSNSで投稿されるケースも増えています。

そこで今回は、家具・インテリア専門店のニトリ広報担当である大江さんに最新のこたつトレンドや取り入れ方について詳しく教えていただきました。

昔に比べ、コンパクトなこたつの需要が増加

大江さんによると、こたつはある一定の需要を保ち続けているものの、近年は売れ筋に変化が生じてきているそうです。

「150センチメートル幅など大型サイズよりも、部屋が狭くても置ける幅100センチメートルほどのコンパクトなこたつの売り上げが伸びています。そして椅子かソファに座って入れるほどの高さがあるダイニングタイプ、ソファタイプが特に人気です」(大江さん)

この冬の注目は、ソファに座りながらこたつに入れるタイプ

床座でなく椅子やソファとセットで使うこたつは、“こたつを置くには少し狭いな”と思うようなスペースにも設置しやすいのが一番の魅力です。

「通常はソファとコタツ、どちらを置くかの2択になりますが、高さがあれば両方活躍させられます。さらに、床座より立ち座りもラク。冬以外はダイニングテーブルやデスクとして使うことももちろん可能です。1年じゅう出しっぱなしで活躍させれば、収納場所に困ることもありません」(大江さん)

こうした傾向を踏まえて発売した今季の新商品の中で、特に反響が高いのは脚の高さが調節できる2WAYこたつだそうです。

2WAYこたつニベル 幅105×奥行70×高さ40/65センチメートル 2万4,900円(税込み)|画像提供:ニトリ

「この商品は継ぎ脚が付いているので、高さを2通りに設定することができます。65センチメートルはダイニングテーブル、ソファこたつとして使うのにちょうどいい高さ。40センチメートルは床座のこたつ、そしてローテーブルとしても使えるのでとても便利です」(大江さん)

左はソファに座りながら使える高さ65センチメートル。継ぎ脚を外せば、右のように床座のこたつ兼ローテーブルに|画像提供:ニトリ

おしゃれに見せるコツは、天板と掛け布団の色をほかの家具と合わせること

こたつはフローリングの部屋やモダンにまとめたインテリアに合わないのでは?と思う人もいるかもしれません。でも、選び方次第でこたつをおしゃれになじませることは可能だと大江さんは言います。

「こたつ本体や天板のカラーを、ほかの大型家具(テレビ台やキャビネット)と合わせれば、見た目がすっきりしておしゃれ。また掛け布団もフローリングやソファに近いカラーを選ぶと、こたつが浮いてしまうことなく部屋全体に統一感が生まれます」(大江さん)

こたつ掛ふとん 大判(レパードi-n)7,990円、アクセントカバー ブラウン1,990円、2WAYこたつニベル ライトブラウン2万4,900円(すべて税込み)|画像提供:ニトリ

掛け布団の上に濃い色のアクセントカバーを重ねるのもポイント。部屋の印象がぐっと引き締まるそう。アクセントカバーはカバー本体の汚れ防止にも役立ちそうです。

こたつ掛ふとん 長方形(ホリディ i-n)5,990円、アクセントカバー タイダイ2,990円、リビングこたつ(フロットC) 幅105×奥行70×高さ38センチメートル ブラウン1万4,900円(すべて税込み)|画像提供:ニトリ

「掛け布団をインテリアの差し色にするのもお勧めです。クッションカバーやインテリア小物、カーテンの柄の色など、ポイント使いしているカラーを選ぶとさらに洗練された印象になります」(大江さん)

コンセントボックスをこたつに設置すればテレワークがより快適に

コロナ禍でテレワークが日常的になった今、家にこたつがあるなら寒い冬はこたつの中で仕事したくなりそうです。

「テレワークには PC、タブレット、スマホなど電源や充電が必要な機器がつきものですよね。延長コードよりも便利な、こたつの天板に取り付けられるコンセントボックスが昨冬から人気を集めています」

クランプコンセントボックス(ACコンセント、USBポート2個口)2,990円(税込み)|画像提供:ニトリ

「工具不要で、厚さ18〜30ミリメートルの天板に取り付けることが可能です。こたつだけでなくダイニングテーブルにももちろん設置できるため、とてもよく売れているアイテムです」(大江さん)

こたつに入って暖まれば、家時間がよりリラックスしたものになりそうです。最新トレンド、さまざまなアイデアを参考に、この冬は新たなこたつライフを始めてみてはいかがでしょうか。

取材協力・写真提供/ニトリ