キャリアを積み、仕事面では年収が上がってくる人が多い40代。その一方で、子どもの成長にともなう教育費用や親の介護など、何かとお金がかかる出来事が多い年代でもあります。40代で住宅を購入した人は、どのような家を選んでいるのでしょうか。ARUHIマガジンが住宅購入経験者と検討者に対して実施した「住宅購入に関する調査2022」の結果から、住宅ローンの頭金や住宅購入金額、借入金額とともに見ていきましょう。

40代が多く購入する住宅は?

【40代】現在の住まい

ARUHI「住宅購入に関する調査2022」調査結果より ※小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります

40代の人は、現在どのような住宅に住んでいるのでしょうか。物件種別で見ると、最も多かったのが賃貸マンションで33.5%、次いで賃貸アパートが15.3%でした。
また、住宅購入者に関しては「建売住宅」が11.8%(全体平均12.8%)、「中古戸建て」が5.9%(同 8.2%)、「土地付き注文住宅」が2.9%(同 5.5%)、「注文住宅」が7.1%(同 8.2%)、「新築マンション」が2.9%(同 5.7%)、「中古マンション」が7.1%(同 9.7%)でした。

40代の住宅購入者のうち、3割弱が頭金1,000万円以上を準備

【40代】住宅購入時の頭金

ARUHI「住宅購入に関する調査2022」調査結果より

40代の住宅購入者と住宅購入を検討している人に、「頭金」をどのくらい用意したか(用意しているか)聞いたところ、最も多かったのが「300万円以上600万円未満」で21.8%、次いで「600万円以上1,000万円未満」が16.5%でした。また、28.8%の人が「1,000万円以上」の頭金を用意しています。その一方で、「頭金なし」が11.8%と1割を超えています。

【2021年・2022年比較】40代の住宅購入時の頭金

ARUHI「住宅購入に関する調査2022」調査結果より

2021年度の同調査結果と比較すると「頭金なし」と回答した人は、2021年時の20.3%から2022年の調査には11.8%と約半数まで減少。「600万円以上」とまとまった頭金を用意した人は、36.9%から45.3%と増加しています。コロナ禍で先行きが不透明な中、まとまった資金を用意して慎重に住宅を購入する人が増えているのではないでしょうか。

2021年調査時より平均借入金額はやや減少傾向

【40代の住宅購入者】住宅購入者の平均額と中央値

ARUHI「住宅購入に関する調査2022」調査結果より

40代の住宅購入金額は平均で3,796万5,000円(中央値3,380万円)、うち借入金額は平均で2,004万8,000円(中央値2,000万円)でした。「住宅ローンの返済期間」は平均値で28.4年(中央値30.0年)となっています。

2021年時の同調査では、住宅購入金額の平均が3,548万2,000円(中央値3,200万円)、うち借入金額は平均で2,146万2,000円(中央値2,000万円)、「住宅ローンの返済期間」は平均28.4年(中央値30年)でした。2022年の結果と比較すると、住宅購入金額がやや増加している一方、借入金額の中央値には変化がありません。

40代は4人に1人以上が【フラット35】を選択

【40代】住宅ローン金利タイプ

ARUHI「住宅購入に関する調査2022」調査結果より

40代の住宅購入者が選んだ/検討者が選ぶ予定の住宅ローンの金利タイプは「変動金利タイプ」が56.4%(全体平均60.6%)、「全期間固定金利タイプ(【フラット35】)」が27.4%(同 22.7%)、「全期間固定金利タイプ(民間金融機関)」が7.7%(同 7.3%)、「当初固定金利タイプ」が8.4%(同 9.3%)でした。住宅購入者全体と比較して、全期間固定金利タイプ(【フラット35】)の利用者が多い傾向がうかがえます。頭金をしっかりと準備していることと合わせて、金利タイプも金利変動に左右されない選択をしている傾向が見られます。

まとめ

コロナ禍で40代のうちに住宅を購入する人は、十分な頭金を準備し、堅実な資金計画のもとで住宅ローンの借り入れを行う傾向にあるようです。先行き不透明な今、家計を見直しながら、無理のない範囲内で住宅購入計画を立てたいものですね。

【調査概要】
調査エリア:全国47都道府県
調査対象者:住宅購入経験者(直近1年以内)・検討者(直近3年以内)の25~69歳の男女
調査期間:2022年2月25日〜3月2日
有効回答数:600サンプル
調査手法:クロス・マーケティングモニターへのインターネット定量調査
調査機関:株式会社クロス・マーケティング