「楽しみながら生活を豊かに」をコンセプトのウェブマガジン『REISM STYLE』より、生活の中のさりげないワンシーンやアイテムを通して自己表現できる、とっておきの楽しみ方をご紹介いたします。

近年、石炭や液化天然ガスといった発電に必要な燃料の値上がりによって、電気代の高騰が続いている。できるだけ電気代の負担を抑えるためにも、家電の使い方を見直そう。
今回は、一人暮らしの方に向けて、今すぐできる電気代の節約方法について紹介する。

 

一人暮らしの電気代の平均は?

総務省統計局が発表した2021年の「家計調査(単身世帯・勤労者世帯・勤労者世帯以外の世帯・無職世帯)」によると、単身世帯の電気代の平均は、1ヵ月あたり5,472円となっている。ただし、電気代は夏や冬に高くなり、春や秋には低くなるのが一般的だ。月によって変動があるため、年間6万5,000円前後であれば平均的だといえるだろう。それよりも高い場合は、電気の使い方に問題があるかもしれない。

 

電気代が上がってしまう主な原因

電気代が平均や想定よりも高い場合は、電気の契約方法や使い方に問題がないか確認してみよう。電気代が上がってしまいがちな原因を3つ紹介する。

電力会社やプランが合っていない
電気代は、契約する電気会社やプランによっても変わる。

例えば、東京電力には従来どおりの電力プランである「従量電灯B」のほかに、夜に電気を使うことが多い人に適した「夜トクプラン」といったプランがある。また、同じ従量電灯Bでも、契約アンペア数によって基本料金は異なる。実際には20Aで事足りるのに30Aで契約していると、その分電気代が高くついてしまうのだ。

消費電力が高い家電を多く利用している
家電の中には、消費電力が高いものも低いものもある。消費電力の高い家電を多用していると、電気料金が高くなってしまうだろう。

例えば、同じ加湿器でも水を沸かす必要があるスチーム式加湿器は消費電力が多く、水を沸かす必要がない超音波式や気化式の加湿器は消費電力が少ない。利用する電化製品の消費電力は、本体や説明書などに記載されているので確認してみよう。

家電の使い方に無駄が多い
外出中に電気を消し忘れたり、炊飯器を保温状態で長時間放置していたりすると、その分電気代が高くなってしまう。平均以上に電気代がかかっている場合、無駄な使い方をしていないか、家電の使い方を見直したい。

 

今すぐできる効果的な節電対策

家電の使い方を見直すだけでも、一定の節電効果が得られる。手軽にできる節電対策について、製品別に紹介しよう。

エアコン
暑さ寒さをやわらげてくれるエアコンは、無闇に使用を控えると体調不良を引き起こす可能性があるため、節電のために体調を崩してまで使用を我慢するのは避けたい。ただし、使い方に工夫は必要だ。

エアコンと扇風機を併用して空気を循環させれば、それだけ効率良く部屋の温度を快適にできる。また、エアコンは動き出しに多くの電力を使うため、短時間の外出であればスイッチを切らないほうが節電になる可能性が高い。

<エアコンの上手な使い方>
・エアコンのスイッチは、こまめにオンオフしない
・エアコンと扇風機を併用する
・温度設定を見直す

冷蔵庫
冷蔵庫を開閉する時間や回数が多いと、内部の温度が上昇しやすくなり、多くの電気を消費する。また、物を詰め込みすぎると空気の流れが悪くなって冷えにくくってしまう。

冷蔵庫の中を整理して、どこに何があるか日頃から把握しておこう。外気が冷たい冬は設定温度を高めにするといった工夫も効果的だ。

<冷蔵庫の上手な使い方>
・扉の開閉を減らす
・物を詰め込みすぎない
・設定温度を見直す

照明
照明器具は、LEDにすることで消費電力を抑えられる。初期投資が必要だが、長く使えるため、電球が切れたタイミングで切り替えを検討してみよう。

<照明の上手な使い方>
・LED照明にする
・使わない部屋の照明をつけっぱなしにしない
・昼間は外の光を取り入れて電気を消す

調理家電
炊飯器やポットの保温機能は、意外と電力消費が大きい。魔法瓶タイプのポットを導入したり、炊飯器のタイマー機能を活用したりして、なるべく保温機能を使わない生活を心掛けよう。

また、ご飯は食事のたびに炊飯するよりも、まとめて炊いて、ご飯を冷凍保存したほうが電気代を抑えやすい。

<調理家電の上手な使い方>
・炊飯器やポットの保温機能の利用を控える
・ご飯はまとめて炊いて冷凍する

トイレ
暖房便座やウォシュレットのついたトイレを使っている場合は、こまめに蓋を閉めて熱を逃がさないようにしたり、設定温度を下げたりすることが節電につながる。暖房便座の必要性が低い夏場は、スイッチを切ることも検討しよう。

<トイレの上手な使い方>
・暖房便座はこまめに蓋を閉める
・暖房便座やウォシュレットの設定温度を下げる

 

手間はかかるが効果的な節電対策

手間がかかるものの、節電に高い効果を発揮できる可能性がある3つの方法を紹介する。ただし、どれも事前の調査や確認が必要だ。安易に行って後悔しないように注意しよう。

家電の見直し
利用している家電を節電性能が高いものへ買い替えることで、効率良く電気代の節約ができる。ガス代が安い地域であれば、電気調理器をやめてガス調理に切り替えるといった方法もあるだろう。

この方法は、家電を購入するための初期投資が必要なため、家電が壊れたり古くなってきたりして、買い替えを検討するタイミングで実行しよう。

アンペア数の見直し
電力会社の多くは、アンペア数によって電気代の基本料金が決まる。契約アンペア数が高いとブレーカーが落ちる危険性が減り、快適に電気を使えるが、その分基本料金が高くなる。現在利用しているアンペア数が、必要なアンペア数よりも高い場合は、見直しを検討しよう。

ただし、賃貸物件でアンペア数を変更する際は、事前にオーナーや管理会社への連絡、問い合わせが必要になる。退去前の原状回復が必要な可能性もあるため、無断変更は厳禁だ。

電力会社の見直し
電力会社自体を見直すことで、電気料金を抑えられる可能性もある。ただし、新電力と呼ばれる新しい電力会社の中には、市場に連動して電気料金が決まる会社もある。その場合、電気料金が高騰した際に莫大な電気代を支払わなければならない可能性もあるため、電力会社選びには注意が必要だ。また、新電力は、既存の大手電力会社に比べて、倒産する可能性も高いため、事前に確認しておかなければならない。

切り替えた時点の電気代だけを見て安易に飛びつかず、契約内容や将来性をしっかり確認した上で選択しよう。

 

節電のために、できることから実践してみよう

電気代の節約は、家電の使い方の小さな心掛けから始まる。一つひとつの行動で節約できる電気代はごくわずかでも、積み重なると大きな金額になる。まずは行動に移すことが大切だ。
燃料不足や発電量不足が話題に上ることも多い昨今。節電は、電気代の節約だけでなく、電気の安定供給を維持するという意味でも重要性が高まっている。実践しやすいところから、できる範囲で節電を心掛けよう。

 

※この記事はREISM株式会社が運営するREISM Styleの記事を一部編集、転載しています。