パナソニックは7月27日、車を運転中のドライバーの眠気を予測する技術を開発したと発表した。AI(人工知能)の処理技術で、まばたきの速度や目の開き具合などを分析し、本人が自覚する前に「眠気レベル」を測る。オフィスや塾などでの居眠り対策にも応用できるという。

 画像認識技術で、目の開き具合や時間による変化を測る。これまでの実験で集めたまばたきや表情などの情報の蓄積を元に、AIが眠気との関係を分析する。さらに、エアコン向けの技術を応用した熱画像センサーで、ドライバーの体の放熱量を認識するなどして、眠気レベルを5段階で予測する。5〜30分先の眠気まで予測できるという。

 AIが眠くなっていると判断した場合、緊急で休憩を指示したり、空調で冷たい風を送風したりする。特別な器具をドライバーの体に着けなくても、目覚めさせられるのが特徴だ。

 衝突防止や自動運転に対応した車への搭載を見込んでおり、10月から車メーカーや教育機関などにサンプルの提供を始める予定だ。今後はドライバーごとの特性を学習し、精度を上げることも視野に入れる。(金本有加)