主力の鉄鋼製品でも不正が発覚した神戸製鋼所の川崎博也会長兼社長らが13日に記者会見し、鉄鋼の問題を認識しながら公表しなかったことについて「隠していたわけではない」と釈明した。川崎社長や勝川四志彦常務との主なやりとりは次の通り。

 ――出荷先の顧客社数は。

 勝川氏「前回(約200社)も加えて約500社」

 ――今回公表した鉄鋼についての4件は、不正を知っていて隠したのか。

 川崎氏「隠したわけではない。取締役会でも取り上げられたが、法令違反かどうかの判断で即時公表はしなかった。原因分析を徹底してやるなら過去分も分析すべき、と公表した」

 ――社長は前日の12日、「鉄鋼(の不正)はない」と話していたが、知っていたのか。

 川崎氏「当然、取締役会でもあがっていたので認識していた。『ない』と言ったのは、アルミや鉄粉(の不正)が見つかった緊急監査や自主点検の中では、鉄鋼(の不正)は見つかっていなかったからだ」