米アイロボットの日本法人は10日、新型ロボット掃除機「ルンバe5」を26日から売り出すと発表した。従来機よりバッテリーを長持ちさせ、税別価格を5万円未満にした。高価格がネックになって伸び悩む市場のてこ入れを図る。

 「ルンバを買おうか迷っている人に向けた製品だ」。東京都内で開いた発表会で、挽野元(ひきのはじめ)社長は力を込めた。同社のウェブサイトでの価格は税別4万9880円で、旧型より2万円ほど安い。だが、フル充電後の稼働時間は5割増の最大90分で、吸ったゴミをためる容器も水洗いできるようになった。「設計段階から日本の利用者のニーズも考慮した」(販促担当者)。

 アイロボットは2002年に日本でも「ルンバ」を売り出し、ロボット掃除機市場を切り開いた。累計出荷台数は300万台超。市場シェアの6割を握り、売上高も米国に次ぐ規模に成長した。だが、調査会社GfKジャパンによると、18年1〜6月に日本で売られた各社のロボット掃除機の合計台数は前年同期比9%減。挽野社長は要因について「価格(の高さ)と、きれいに掃除できるのかという懸念」と分析する。