茨城県那珂市の農道で7月、土の中から男性の遺体が見つかった事件で、県警捜査1課は8日までに、近くに住む女=窃盗容疑で逮捕=の関与が強まったとして、死体遺棄容疑で再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。女が男性が死亡した経緯についても何らかの事情を知っているとみて調べる。

 遺体で見つかったのは長野県飯山市の無職島津一春さん(89)。親族によると、約3年前から那珂市に住む義妹の介護のため、行き来していたという。

 捜査関係者によると、女は6月から7月にかけて、島津さんの遺体を那珂市菅谷の農道に遺棄した疑いがある。女は島津さんと顔見知りだったという。

 県警は7月20日、女を他人名義のキャッシュカードで銀行口座から金を引き出した疑いがあるとして窃盗容疑で逮捕。女の関係先などを捜索し、23日に島津さんの遺体を発見した。その後の県警の調べに対し、女が島津さんの死体を遺棄したことをほのめかす供述を始めたという。