東北の夏祭りの一つ、山形市の「花笠まつり」(5〜7日)。55回目の今年は新しい足の運びを提案し、踊りのスピードアップを試みる。参加者が増え、全員が終了時間までに踊り終えるのが難しくなってきたためだ。

 花笠まつりの交通規制は午後10時まで。参加者はそれまでに市内中心部の1キロ余りを踊りながら通り抜ける必要がある。ただ、参加者が1万2千人を超えた2010年ごろから、時間切れで最後尾の参加者が踊れず、歩いてゴールするようになっていたという。

 このため山形県花笠協議会は、多くの人になじみの「女踊り」について、音楽のテンポや振りつけは変えず、ゆっくり4歩進んでいた部分を早足で8歩進むなど、2カ所で足の運びを変えるよう呼びかけ、7月上旬には参加団体の代表者が集まる会議で、新しい踊り方を説明するDVDを用意した。30秒ほどの間に約10メートル進んでいたが、13〜15メートル程度進むのを目標としている。「直前の変更なので無理には求めないが、なるべく全員が踊ってゴールできるよう協力をお願いしたい」

 協議会によると、今年は約160団体1万4千人の参加を予定している。(青山絵美)