毒性がある外来種のヒアリが、日本各地で見つかっていることを受け、アリ用の殺虫剤を作るアース製薬の徳島工場がフル稼働状態になっている。同社によると、毒入りの餌をアリに巣に持ち帰らせ、巣ごと全滅させるタイプの製品を、昨年の2倍のペースで生産している。

 兵庫県内で5月、国内で初めてヒアリが見つかった後、一部店舗で製品が品薄になり始めた。今は、増産をして、供給を保っているという。

 ただ、殺虫剤はヒアリの敵となる在来のアリも殺すことにもつながるため、環境省は「ヒアリが見つかっていない地域でのむやみな駆除は控えた方がいい」とし、ヒアリの疑いがあれば同省などに連絡するよう求めている。(水野義則)