タクシー運賃を乗車前に客に提示するサービスの実証実験が7日、東京都内で始まった。「いくらかかるか分からない」という客の不安を解消する狙い。記者もさっそく使ってみた。

 サービスには、スマートフォンでタクシーを予約する専用の「配車アプリ」が必要となる。午前9時、記者は墨田区菊川の自宅で、事前にスマホにダウンロードしていたアプリ「全国タクシー」を起動させた。

 「乗車場所」に自宅近くの路上を、「目的地」に新宿区四谷の住所を入力。すると画面に、「確定運賃3500円」「利用しますか?」の表示が出た。「利用する」を選択して手続きは終了、「10分で到着します」と表示された。操作には1分もかからなかった。

 乗り込むと、メーターには黒いカバーがかぶせられた。車が多い朝は金額が高めになることもあるので、メーターを気にしなくていいのは安心だ。男性運転手(53)も「始めから納得して乗ってもらえるので、こちらも安心」という。30分ほどで目的地へ。支払いはアプリで登録したカードで決済されるので、車内での支払いの手続きもなく、そのまま降りられた。