広島は6日、被爆から72年となる「原爆の日」を迎える。広島市中区の平和記念公園では午前8時から、安倍晋三首相や各国駐日大使らが参列し、平和記念式典が開かれる。松井一実(かずみ)・広島市長は平和宣言で、7月に採択された核兵器禁止条約に言及し、「核兵器のない世界」への前進を訴える。

 式典には一昨年の100カ国、昨年の91カ国に次いで3番目に多い80カ国が参加する。トランプ大統領政権下で対応が注目されていた米国は臨時代理大使が出席。国連の軍縮部門トップ、中満泉(なかみついずみ)・軍縮担当上級代表(事務次長)が事務総長のあいさつを代読する。

 広島、長崎での被爆者は高齢化が進んでいる。厚生労働省によると今年3月末時点で、被爆者健康手帳の所持者の平均年齢は81・41歳。人数は16万4621人と過去最少となった。式典では原爆死没者慰霊碑に、この1年で死亡が確認された広島での被爆者5530人の名前が新たに奉納され、死没者は計30万8725人となる。(久保田侑暉)