台風5号は7日午前、高知県室戸市付近を通過し、同日午後3時33分ごろ、和歌山県北部に上陸した。発達した雨雲の影響で、四国から東海では断続的に非常に激しい雨が降っている。関東でも台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、7日午後は大気の状態が非常に不安定になりそうだ。

 気象庁によると、台風は7日午後0時50分現在、徳島市の南約60キロを時速20キロで比較的ゆっくりと北東に進んでいる。中心気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル。台風は北東へ進み、近畿に上陸する恐れがある。北上を続け、8日に東日本に達する見込み。

 動きが遅いため、同じ地域で雨が降り続いて雨量が増え、土砂災害などが起きる危険性が高まる恐れがある。8日午前6時までの24時間の予想雨量は、いずれも多いところで、近畿、東海は500ミリ、四国400ミリ、北陸300ミリ、中国と関東甲信は250ミリ。

 8日にかけて東日本でも大気の状態が不安定になり、大雨になる恐れがある。関東や北陸では7日午後から次第に雨となり、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るところがある。(山本孝興)