米国の女性人気歌手アリアナ・グランデさん(24)が千葉市の幕張メッセで10日から開くコンサートで、千葉県警は機動隊員や警察犬を派遣し、会場や周辺を警戒する方針を決めた。自爆テロで22人が犠牲になった5月の英中部マンチェスターのコンサート以来、日本では初めての公演で、テロを防ぐために厳戒態勢が必要と判断した。

 コンサートは10、12、13日に開催する。主催者によると、計約6万6千人の観客を見込んでいる。

 県警によると、最寄りのJR海浜幕張駅前などを機動隊員や制服の警察官が見回り、爆発物を探す「警備犬」も使って不審物がないか調べる。会場では私服の警察官が警戒し、サブマシンガンを携帯する「銃器対策部隊」や爆発物処理班も近くに待機する。

 催事は主催者による自主警備が原則で、警察がコンサート会場を警備するのは極めて異例だ。県警幹部は「国民、県民の安心、安全を確保したい」と話す。

 一方、主催者側も入場時の手荷物検査やボディーチェックを強化。大きな荷物は預かり、中身の見える透明なバッグ以外は手荷物の持ち込みを禁じる。「安心して楽しんでいただけるよう、安全対策には一層の配慮をする」という。(川嶋かえ)