山梨県山梨市の職員採用を巡り、試験結果を記した公文書を改ざんしたとして、警視庁は7日、市長の望月清賢(せいき)容疑者(70)を虚偽有印公文書作成・同行使容疑で逮捕し、発表した。「間違いありません」と容疑を認めているという。

 捜査2課などによると、望月市長は採用担当の職員らと共謀し、昨年9月に実施された採用試験の1次試験(筆記試験など)で、基準に満たない受験者が合格できるよう点数を水増し、結果を記した公文書を改ざんした疑いがある。望月市長は、文書の改ざんを採用担当の職員らに直接指示していたという。

 警視庁は、望月市長が特定の受験者を優遇する意図があったとみており、現金などの授受がなかったか、慎重に調べる方針。

 警視庁は7日、市長の自宅を捜索した。市役所庁舎も8日にも捜索する。山梨市は県庁がある甲府市に隣接し、人口は約3万6千人。望月市長の元妻は、代表を務める石材販売会社の仕入れ資金名目で現金をだまし取ったとして警視庁に逮捕され、約3億7千万円分の詐欺罪で7月に起訴されている。